西船橋駅【千葉県】(中央総武緩行線、武蔵野線、京葉線高谷支線、京葉線二俣支線。2020年ほか訪問 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

 


今回の【駅】コーナーは、
千葉県船橋市西部に広がる市街地に位置する中央総武緩行線、武蔵野線、京葉線高谷支線、京葉線二俣支線が乗り入れる主要駅で、千葉県にあるJR線の駅で最も1日平均乗車人員が多い、
西船橋駅 (にしふなばしえき。Nishi-Funabashi Station) です。
 
尚、今回はJR線の駅についてのみ紹介いたします。
東京メトロ、東葉高速鉄道の西船橋駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名  
西船橋駅  
 
所在地  
千葉県船橋市 
 
乗車可能路線・系統  
JR東日本:中央・総武緩行線武蔵野線京葉線高谷支線京葉線二俣支線  
(※) 総武快速線にホームはなく、当駅に列車は停車しません。  
 
隣の駅  
中央・総武緩行線【中央総武線各駅停車】 (JB 30)   
御茶ノ水方・三鷹方……下総中山駅  
津田沼方・千葉方………船橋駅  
 
武蔵野線 (JM 10)  
府中本町方……船橋法典駅  
 
京葉線高谷支線 (JM 10)   
市川塩浜方・東京方……市川塩浜駅  
 
京葉線二俣支線 (JM 10)   
南船橋方・蘇我方………南船橋駅    
 
乗換可能駅  
東京メトロ:東西線、東葉高速鉄道:東葉高速線……西船橋駅まで徒歩3分  
 
訪問・撮影時  
2020年3月ほか  
 
 

 

西船橋駅の北口です。上写真は南東を、下写真は南を望む。
西船橋駅の総武線ホームと東京メトロ東西線・東葉高速鉄道線ホームは地平の東西方向にあり、中央上空に橋上駅舎を有しています。橋上駅舎の東側には総武線、東西線、東葉高速線のホームと直交する形で武蔵野線・京葉線の高架ホームがあります。
北口には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターの出入口があり、南口側とは橋上駅舎を経由する南北自由通路で結ばれています(南口にもEVがありバリアフリーに対応していますが、下りESはありません)。
また、橋上駅舎内の改札内外および北口出入口の西側(下写真右)にはJR東日本系の駅ナカ商業施設「ペリエ西船橋」が入居しています。
北口にはロータリーを有する駅前広場があり、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
尚、南口側には駅前広場がありません。
 
 

北口駅前です。後方に北口があります。
駅前は市街地で、雑居ビルや商店・飲食店が多いですが、千葉県でトップクラスの乗車人員を誇る駅の駅前にしてはやや物足りない印象です。これは、西船橋駅の乗車人員に東京メトロや東葉高速鉄道との乗換人員も含まれているためで、実際に駅外から出入りする客は思ったほど多くありません。
駅前の一帯を離れると住宅街が広がっています。駅の半径500m以内にも戸建住宅が沢山あります。
また、約500m北の台地には京成本線京成西船駅がありますが、京成との乗換は船橋駅~京成船橋駅または本八幡駅~京成八幡駅の方が便利です。
 
尚、南口側につきましては東京メトロ東西線・東葉高速鉄道線の西船橋駅の記事で紹介いたしております。

⇒記事はこちら
 
 

 

橋上駅舎2階にある改札口です。上写真は南北自由通路より北を、下写真は改札前より東を望む。
上写真奥・下写真左に北口が、上写真後方・下写真右に南口があります。
意外にも改札口はこの1ヶ所のみです。南側には横並びで東京メトロ・東葉高速鉄道の改札が設置されています。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が5通路あり、右端が幅広通路です。窓口に面した左端に有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があり、さらに左に『みどりの窓口』と指定席券売機があります。改札内には自動精算機があります。
ちなみに改札口の右手前にある自動券売機は東京メトロと東葉高速鉄道のもので、JRのきっぷは購入できません(ICカードのチャージは可能です)。その右側にはメトロと東葉の改札があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
改札を通って右側には東京メトロ・東葉高速線のりかえ専用改札があります。
1階にある中央総武線各駅停車各ホーム、3階にある武蔵野線・京葉線各ホームとの間にはそれぞれ階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。
改札内外にJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があり、改札内には「キオスク」もあります。
また、改札内外には駅ナカ商業施設「ペリエ西船橋」の店舗が入居していて、改札内(2階と3階)にも多くの店舗があります。
 
 

こちらは東京メトロ・東葉高速線~JR線の乗換改札口(中央)です。メトロ構内より北を望む。奥がJR改札内コンコースです。
自動改札機がズラリと並んでいます。駅外改札口より通路数が多いです。いかに双方の乗換客が多いかを物語っています。
一番左の自動改札通路が幅広通路です。左端には窓口と有人通路が設置されています。

改札口手前の上部には東西線・東葉高速線の発車標が吊り下げられています。
JR線への乗継券売機は改札口の左手前にあり、メトロ・東葉高速線への乗継券売機は改札の先の左側にあります。
また、左側には東京メトロ・東葉高速線の駅外改札があります。 
 
 

 

こちらは乗換改札口(東)です。メトロ・東葉構内より上写真は北を、下写真は西を望む。
奥がJR改札内コンコースで、上記の中央のりかえ改札とコンコースが繋がっていますが(上写真左方向、下写真奥)、メトロ側はどくりつした跨線橋にしか繋がっていません(バリアフリー非対応)。
東側に3通路、西側に3通路あり、メトロ・JRとも付近にエレベーターがないため幅広通路が設けられていません。
西側の左端(下写真左奥)には点字ブロック設置の有人通路があります(幅は狭いです)。
東側の右端(上写真西)には乗継精算機があり、メトロ・東葉側とJR側の双方に設置されています。
 
 

こちらは乗換改札口(西)です。メトロ・東葉構内より北を望む。奥がJR構内です。
6:00~10:00と16:00~23:00しか利用できません(平日・土休日とも同じ時間に開設されます)。
独立した跨線橋上に設置されています。跨線橋は双方とも階段のみで、バリアフリー非対応です。
自動改札機が3通路あり(幅広通路はありません)、左端には点字ブロック設置の幅広通路があります。
改札の手前はメトロ・東葉線各ホーム方面、改札の奥はJR中央総武線各駅停車各ホーム方面です。武蔵野線ホームへは遠回りになりますので中央または東側の乗換改札をご利用下さい。
 
 

中央総武線各駅停車(中央・総武緩行線)の吊下式駅名標です。流行中の非電照式です。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には中央総武線各駅停車のラインカラーである黄色が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JB 30)。
 
 

 

総武線各駅停車の西船橋駅地上ホームは島式ホーム2面3線の地平構造で、西北西~東南東方向にホームが延びています。
 
左ホーム(北)は左から1番線・2番線の順でともに東行の津田沼・千葉方面(2番線は三鷹方面からの当駅止まりも使用)、右ホーム(南)は左から3番線・4番線の順でともに西行の御茶ノ水・三鷹方面(3番線は千葉方面からの当駅止まりも使用)です。
2番線と3番線は線路(中線)を共用しています。
また、1番線の左側には総武線快速(総武快速線)が並行していますがホームがありません。ホームが設置可能なスペースがありますが、設置される見通しは立っていません。もしホームを設置すると快速線に乗客が集中して、混雑の悪化によりダイヤに影響を及ぼす可能性が高い事から、現状のまま推移していると思われます。新松戸駅、南浦和駅、西国分寺駅も同じ理由で快速線にホームが設けられなかったり上位種別が通過したりしていると思われます。
そして、4番線の右側には東京メトロ東西線・東葉高速鉄道線のホーム(2面4線)が並行して設けられています。但し改札は分離されています。
 
ホーム有効長は1・2番線が10両分、3・4番線が11両分ありますが、現在は10両編成の電車しか発着しません。2020年3月時点でホームドアは未設置でした。ホーム幅は駅の規模の割にはあまり広くありません。
上屋はほぼホームの端から端まで設置されています(写真奥の千葉方の端に一部雨ざらしの箇所があります)。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機が設置されています。
 
上写真は2番線より、下写真は1番線より、いずれも千葉方を望む。
 
 

こちらは2番線より三鷹方を望む。
右から1番線~4番線の順で、1番線の右側に総武快速線が、4番線の左側に東京メトロ東西線・東葉高速線のホームがそれぞれ並行しています。
ホームの千葉方(東側)は武蔵野線の高架橋や橋上駅舎に覆われていて薄暗いです。
ホーム千葉方の端近く(東。後方)には改札口や武蔵野線方面への階段が、中央部(前方)には改札口や武蔵野線方面への階段・上下ES・EVが、三鷹方(西。奥)には東京メトロ東西線・東葉高速線ホーム方面への階段(閉鎖時間に注意)があり、いずれの通路にもメトロ・東葉線との乗換改札が設けられています。バリアフリー対応は中央のみ、また西側通路は駅外へ出られませんのでご注意下さい。
 
発車メロディは、
1番線・2番線……「Gota del Vient」
3番線・4番線……「Verde Rayo」
です。
 
 

2番線より三鷹方を望む。
各ホーム端に東京メトロ東西線・東葉高速線ホームとを結ぶ跨線橋の階段がありますが、時間外になるとシャッターが下ろされて通行できなくなります。
 
 

こちらはシャッターが開いた状態です。階段しかありません。
 
 

1番線に停車中の電車より御茶ノ水方・三鷹方を望む。
右側を総武快速線が、左側を東京メトロ東西線が、それぞれ並行しています。
この先、総武快速線との線路別複々線で、しかも東西線と並行して市街地を西北西へ走り、やがて高架区間になると東西線が左へカーブして分かれます。その後は右手に丘陵地を見て畑も残る住宅地の中を引き続き西北西へ進むと、下総中山駅へと至ります。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも千葉方を望む。
中線の先には留置線があります。また、3・4番線の端には係員詰所があります。
この先、左側の総武快速線、右側の東葉高速線と並行して住宅街の中を東南東へ走りますが、すぐに東葉高速線は地下に入り、東京メトロ東西線からの連絡線が総武緩行線に合流します。その際、東西線・西船橋駅から総武線へ向かう連絡線が総武線の西行線路をオーバークロスします。その後は左へカーブして閑静な住宅街の中を東へ走り、国道14号線と京成本線をアンダークロスして市街地に入り、高架区間になると船橋駅へと至ります。総武快速線、東武野田線【東武アーバンパークライン】、京成本線(京成船橋駅)と乗換可能です。
 
 

武蔵野線・京葉線高谷支線・京葉線二俣支線の吊下式駅名標です。非電照式です。
南側(南船橋方、東京方)の矢印は二股に分かれています。
矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオン(上)、京葉線のラインカラーであるワインレッド(下)が表示されています。
武蔵野線・京葉線の駅ナンバリングは「JM 10」です。武蔵野線では最も若い番号ですが、ナンバーは京葉線の東京駅からの通し番号です。
 
 

武蔵野線・京葉線の西船橋駅高架ホームは島式ホーム2面4線の高架構造(3階)で、総武線や東京メトロ東西線・東葉高速線をほぼ直角に跨ぐ形で南南西~北北東方向にホームが延びています。ホームは若干カーブを描いています。
基本的に右ホーム(西)が右から9番線(南船橋方面からの武蔵野線上り府中本町方面)、10番線(東京方面からの武蔵野線上り府中本町方面)の順、左ホーム(東)が右から11番線(京葉線高谷支線上り市川塩浜・東京方面)・12番線(京葉線二俣支線下り南船橋・海浜幕張方面)の順です。府中本町行きが11番線や12番線から発車するなどのイレギュラーも多々ありますので、乗車前は必ず発車標で乗車列車の発車ホームを確認してください。ちなみに、ほとんどの列車が武蔵野線と京葉線支線を直通運転します。
また、番線は先に設置された東京メトロ東西線(開業時は営団地下鉄東西線)ホーム(5番線~8番線)の続番です。
ホーム有効長は9・10番線が10両分、11・12番線が8両分です。2020年6月時点でホームドアは未設置でした。ホーム幅は結構広いです。
上屋は武蔵野線電車が発着する8両分に設置されています。
各ホームには飲料自動販売機が設置されていますが、ベンチの有無は確認し忘れました。
写真は10番線より京葉線高谷支線の市川塩浜方・東京方、京葉線二俣支線の南船橋方・蘇我方を望む。
 
 

こちらは10番線より武蔵野線・府中本町方を望む。左から9番線~12番線の順です。
ホーム中ほどには2階コンコースとを結ぶ階段とエレベーターがあり、北寄り(奥)には2階コンコースとを結ぶ上下方向エスカレーターがあります。
改札口をはじめ1階の総武緩行線ホームおよび東京メトロ東西線・東葉高速線ホームへは、2階コンコースを経由する必要があります。
また、9・10番線の市川塩浜方・南船橋方の端近く(後方)には係員詰所があります。
 
発車メロディは、
 9番線……「スプリングボックス」
10番線……「雪解け間近」
11番線……「星空の下」
12番線……「すすきの高原 V2」
です。
 
 

9番線・10番線より京葉線高谷支線の市川塩浜方・東京方、京葉線二俣支線の南船橋方・蘇我方を望む。
すぐ先に渡り線があり、その先は外側が二俣支線、内側が高谷支線となります。
高架区間のまま複々線の状態で郊外住宅地の中を南南西へ走り、市川市に入ると左へカーブして京葉道路を跨ぎ、南へ進みます。その後は二俣支線の西船橋方面線路が高々架になり、高谷支線が右へカーブしてその線路をくぐり、同時に二俣支線が左へカーブすると両支線が分かれます。
 
高谷支線はこの先、右へカーブしながら東関東自動車道と国道357号線(東京湾岸道路)をオーバーパスすると左から来た京葉線本線に寄り添い、港湾地区を南西へ走ります。そして京葉線本線の下り線が高谷支線の市川塩浜方面線路をオーバークロスして高谷支線の上下線間を走るようになり、本線下り線が高谷支線と同じ高さになると高谷支線の線路が本線に合流します。その後は江戸川を渡り、工場や倉庫が立ち並ぶ東京湾岸を走ると市川塩浜駅へと至ります。高谷支線を走る営業列車は全て東京駅まで直通します。
 
一方、二俣支線はこの先、左へカーブしながら東関道と国道357号をオーバーパスし、右手に京葉線本線の二俣新町駅を見てから京葉線本線の上下線間に入ると同時に船橋市へ戻りますが、二俣支線に二俣新町駅は設けられていません。その後は京葉線本線と合流して港湾地区や住宅街の中を東南東へ走り、南船橋駅へと至ります。大半の電車は南船橋駅止まりですが、一部の列車は新習志野駅や海浜幕張駅まで直通します。
 
 

9番線・10番線より武蔵野線・府中本町方を望む。
2線に収束した先に両渡り線があります。両渡り線の先で京成本線をオーバーパスします。
この先、台地を走る関係で地平区間になったり高架区間になったりしながら住宅地の中を北北東へ走りますが、段々と沿線は畑の割合が高くなります。しばらくすると海軍無線電信所船橋送信所の跡地を転用した円形の行田住宅地の西端部をかすめる形で左へカーブしながら走り、進路を北に変えるとJRA中山競馬場に近い雑木林の中を走ります。そして再び左へカーブして掘割区間になって住宅地の中に入り、進路を北北西に変えると船橋法典駅へと至ります。中山競馬場への最寄駅で、臨時改札口と専用地下道が設けられています。
 
 
あとがき  
私がJR線の西船橋駅で駅の外に出たのはさほど多くなく、1999年、2013年、2020年くらいかもしれません。JR線と東京メトロ線or東葉高速鉄道線の乗換時に一旦改札外に出た程度です。中でも2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。南浦和駅や新松戸駅と似た感じのレイアウトですが、当駅は武蔵野線側が2面4線と広く、またコンコースも広大で乗降客や乗換客でごった返していました。駅前は市街地で店が多いですが、意外にも思ったほど発展しておらず、船橋駅や津田沼駅などと比較して小ぶりでした。そして、メトロも含めて出入口が2ヶ所しかなく、いずれも武蔵野線の西側にあるため、武蔵野線を境に東側は商店が少ない印象でした。
  
新宿駅からですと中央総武線各駅停車の津田沼行き(御茶ノ水行きを除く)に乗車して乗換なしで当駅下車です。御茶ノ水駅までは中央線快速を利用可能です。また錦糸町駅~市川駅で総武線快速を利用可能ですが、乗換に時間を要するため短縮効果が低く、乗継がうまくいかなければむしろ余計に時間がかかる場合があります。総武線側は緩行線に乗り続けた方がベターです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。そして横須賀線~総武快速線に乗り換えて市川駅まで行き、さらに中央総武緩行線に乗り継いで当駅下車。あるいは東京駅京葉地下ホームから発車する武蔵野線直通電車に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内改札内外に「NewDays」があり、駅前にも複数あります。飲食店も駅構内および駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。総武線各駅停車、武蔵野線、京葉線高谷支線、京葉線二俣支線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は西船橋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)