林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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小田急駅取材と山北鉄道公園の旅4.

2022-08-04 | 鉄道・旅行

 4.山北鉄道公園のSL-12mの動態保存

D52形蒸気機関車は戦時中の1943年から1945年にかけて、
全285両が製造された貨物用大形テンダー機である。
戦時輸送のために製造されたSLであり、
地方線区での貨物輸送のために設計されたD51形に比べ、
幹線輸送に趣をおいて設計されたが、戦時中であったこともあり、
設計通りの能力を発揮できず、事故や故障で廃車になる車両も出た。
また戦後、旅客輸送のためC62形に改造された車両もある。
東海道本線として開業し、のちに支線格となった御殿場線には、
国府津機関区に配属された7両が電化まで使用された。

その7両のうち、D52形70号機が山北鉄道公園に保存されている。
山北鉄道公園はJR御殿場線山北駅に近接した小さな公園で、
かつて山北機関区の跡地になっている。
開園は1970年7月21日で、
この時、D52形70号機は静態保存だったが、
現役時代の雄志を後世に残そうと山北町が中心となり、
圧縮空気による動態化が検討され、
2016年10月14日に動態復元された。
保存場所の手前に約12mのレールを継ぎ足し、
この区間を圧縮空気によって走行する。
たった12mではあるが、D52形が動く姿が見られるのは、
この山北鉄道公園だけである。

D52形はJR貨物広島車両所の1号機、
JR御殿場駅前ポッポ広場に保存されている72号機、
梅小路蒸気機関車館、現在の京都鉄道博物館に保存されている、
468号機は取材済だが、70号機は未取材である。
これの取材と絡めて小田急の1日フリー乗車券の旅を企画したい。


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