今回は、まだ名鉄600V線が健在だった頃の忠節駅のモ550形をご紹介します。岐阜市内線は2005年(平成17年)岐阜駅前〜忠節間3.7kmが廃止になって、岐阜市内線は全廃されました。また、同時に忠節〜黒野間12.7kmも廃止され、揖斐線も全廃されました。

そんな岐阜市内線と揖斐線の接続駅の忠節で折り返す新岐阜行きモ550形と、揖斐線直通のモ770形。モ770形の直通電車は、写真の場所で市内線利用車のみのお客さんを降ろし、真っ直ぐ進んで揖斐線ホームに進入します。
忠節駅を出発すると、専用軌道を少しだけ走って、カーブの先で併用軌道に入ります。併用軌道に入って直ぐに忠節橋を渡ります。
雰囲気のある裏路地風の専用軌道でした。
モ550形が出発し暫くすると、急行岐阜駅前行きが忠節駅に到着しました。
忠節駅には黒野方に留置線があって、モ550形556号が留まっていました。
550形は元北陸鉄道金沢市内線モハ2000形電車で、1950年に近畿車輛で10両が製造されました。1967年金沢市内線の廃止で名鉄に譲渡され、1994年以降も残っていたた550、551、556 も1997年に廃車になりました。
ネガスキャンした古い画像ですが、最後までご覧頂きありがとうございました。鉄道コムへ