皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

14系「海峡」購入にちなんだネタももう8回目を数えました。このところキハ58系の製品が出ないので消化不良気味で、14系にプチ嵌り気味というところです。そろそろこの「海峡」ネタもいったん区切りたいのでここで中間面の整備を一気にご紹介します。

 

↑昨日ラストの時点での状態ですね。KATOのオハ3両が左側、右側はTomix製のはまなす用2両と海峡用8両です。

 

中間面は実はこれ以外にもスハフの妻側もありますね…。

 

まずはKATO車から手を付けます。

 

↑KATO製オハ14・3両とスハフ14・1両です。「利尻」セットの車両です。1カ所のみ(右から2番目)は既にBMナックル化してあります。

 

これを他の中間面にも施工します。

 

↑前回もご紹介した通り「キハ58系用ナックルカプラーセット」を使います。

 

↑キハ58系用ナックルカプラーセットのベースには先頭用と中間用がありますが、KATO製14系のナックル化には先頭用を使います。

 

 

↑14系の床下をバラしました。最初から伸縮カプラーが付いています。

 

↑伸縮カプラーを取り外し後、ナックルカプラーセットの爪を回避するため、取付穴(四角)の横に丸穴を開けます。またナックルカプラーの芯になる部分にも穴を開けておきます。

 

↑ナックルカプラー爪回避用の穴は、カッターで広げておきます。

 

↑組み立てたキハ58系用ナックルカプラー(先頭用)を取り付けます。伸縮カプラーの取付穴にパチンと嵌めるだけで取り付けが可能となります。

 

↑床板を組み上げました。あとは車体へ取り付けるだけです。

 

↑これで無事にKATO製14系客車はBMナックル化されました。

 

↑連結面間もアーノルドカプラーより縮まっています。さすがに伸縮カプラーやTomixのTNよりは広いですが、まぁ良しとします。

 

さて、ここで「利尻」セットのオハネ14とスハネフ14が残っていることに気づきました。この際一気に仕上げておきます。

 

↑この際ですので「利尻」セットの寝台車もまとめて加工しておきます。スハネフの車掌室側は最初からナックル化されていますが、カプラー長が付いています。

 

↑寝台車の床下も、伸縮カプラーを外すとナックルカプラー用の開口はありません。よって座席車と同じように穴を開けておきます。

 

↑このように穴を開けました。

 

↑スハネフ14車掌室側のナックルカプラーは、カプラー長からEF66ナックルへ交換しました。

 

↑これで無事に寝台車もナックル化完了です。

 

↑良い感じになりました。これで組成が自由自在になります。

 

さて、KATO車の整備が完了したので、これから本命のTomix製14系座席車中間面のBMナックル化を一気に進めます。

 

↑ううっ、大量にあってこれを見るだけでも気が滅入ります…。

 

まずはネタの仕込みから始めます。トイレタンクです。

 

↑トイレタンクは15個用意します。(1両は既に以前試験施工して完了していたため)

 

↑以前の記事でもご紹介した通りトイレタンクは一部厚みを薄く削らなければならないのでまずはこれから施工します。一緒に写っているリューター&棒やすりでゴリゴリ削ります。

 

↑この部分を薄くするため削ります。

 

↑こんな感じです。かなり削ることになります。削り過ぎると切れてしまいますので注意が必要です。

 

↑トイレタンク取り付け側にはスハネフ14カプラーセットを使いました。

 

↑不要部分を切り落としてこの状態にします。

 

↑トイレタンクを付けてみました。ちゃんとハマるようです。

 

なおトイレタンクを削る際はリューターでゴリゴリやるためかなりプラのカスが出ます。そのためマスクをしての作業となりました。肺に入ると体に悪そうですからね…。

 

トイレタンクの加工が終わったら、この部分に対応するナックルカプラーを15個分加工します。

 

↑前述のとおり、座席車トイレ側にはスハネフ14ナックルカプラーを使うこととしました。

 

↑こちらがベースです。

 

↑ベースの車端側後退角の部分を切除し、車体取付用爪も切除し、あと爪跡の付近にトイレタンクとの干渉を避ける四角い切り欠きをします。これを15個分用意します。

 

↑15個分完了です。

 

↑トイレと反対側は余っているキハ58系ナックルカプラーセットの中間側を使います。なお少し足りないので不足分は先ほどと同じスハネフ14カプラーセットを使いました。

 

↑こちらがキハ58系ナックルカプラーの中間側です。

 

↑カプラー前部の出っ張りと、車体取付用の爪は切除しました。

 

↑組み立てます。組み立てには同封のナックルカプラー長ではなく、EF66ナックルを使用しています。

 

↑1両不足した分は前述のとおりスハネフ14ナックルカプラーを使いました。どちらでも問題ありません。

 

↑大量に余ったナックルカプラー長は、どこか別の使い道を模索することとしましょう。

 

↑アーノルドカプラーは…使い道がないので廃棄でしょうかね…。

 

↑これでトイレタンク、トイレタンク側BMナックル、反対側のBMナックルが両数分加工完了です。

 

さて、では車両側の加工に進みましょう。このパーツの仕込みもかなり時間がかかりましたが、これからの加工も結構手間です…。

 

↑床板をバラしました。既加工側は台車そのままですが、加工する側は台車を外しておきます。いやはや大量ですね。

 

↑台車はバネを失くさないように気を付けないといけませんね。

 

↑さて、床板はBMナックルの爪が干渉する部分を切り欠かなければなりません。これまではピンバイスで穴を開けていましたが、下穴を開けて広げるのが面倒なこと、ピンバイス作業はやり過ぎると指先が痛くなって回せなくなってくるのでリューターで干渉部をゴリゴリ削る方法へ変更したいと思います。

 

↑こんな感じで刃を当てて削ってゆくことにします。

 

↑ナックルカプラーを当てがいながら干渉部を削ってゆきます。かなり削りカスが出るのでプラケースの蓋の上で作業しあとで綺麗に掃除できるようにしました。また前述のトイレタンクを削った際と同様、マスクは必須です。

 

↑そんなこんなで全箇所分完了です。あっさり書いていますが2時間以上かかりましたか…(汗)

 

↑このようにナックルカプラーの爪と中心ピンとの干渉を避けるように削っています。これが本当に面倒です…。仕上がりはバラバラで見栄えは良くないですが、どうせナックルカプラーを付けてしまうと見えませんので良しとします。

 

↑台車もカプラーポケットをカットすることとします。

 

↑これだけ分カットするだけでも一苦労です。

 

↑先に台車を取り付けました。これで不意に床下がバラバラになることはありません。

 

↑カプラーの出の長さを調整しながら両面テープで仮止めします。

 

↑ビス(M1)で固定します。

 

↑トイレ側も同様にビス止めします。こちら側はビス止め後に加工済みのトイレタンクを取り付けて完了です。

 

↑これで全車BMナックル化完了です。

 

↑連結も問題ありません。トイレタンクが斜めになっているのが気になりますので後で調整法を考えることにします。

 

↑台車からカットしたアーノルドカプラーも不要ですね。バネは何かに使えそうなのでこれだけ保管してあとは廃棄することとします。

 

↑KATOキハ58系整備の際もそうですが、この伸縮カプラーが大量に余ってきます。これは捨てるのはもったいないのですが大量にストックが増えてきて困ります。どこかで売れるでしょうか!?

 

↑これでこの時点(7月31日)で所有していた14系全車のBMナックル化が完了しました。こういう作業は1両ずつやるより一気にまとめてやった方が効率的ですが、大量過ぎて気持ちが折れそうになるのでそのあたりは程々にしないといけませんね。

 

↑ED79やED76、DD51がいますので、長編成で走らせてみたいものですね。

 

 

ということで無事にTomix製・KATO製14系客車のナックル化が完了しました。コストダウンのため中間面は台車マウントのままナックル化したかったのですがカプラー長が丁度良いものが無く、結局全車ボディーマウントナックルとなってしまいコスパが非常に悪いこととなりました。しかも大量に必要ですのでパーツが品切れになったらアウトですね…。困ったものです。

 

さてこれでTomixの新製品「海峡」の整備としては一段落しましたが、最近座席車を集め始めてしまったので増殖する可能性があります。増備されたらまた加工しなければなりませんね…。HG製品の気動車より安価なのは良いのですが、編成物で両数が多いので、加工をするのは面倒です。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!