とあるイベントのスタッフとして参加するため滋賀県へ向かっている日のことだった。
下呂温泉を満喫した後、国道41号線を南下していると高山本線の線路と並走し始めた。
やがて、広い路肩の駐車スペースに数多くのクルマと三脚を据えた大量のカメラが視界に飛び込んできた。
「ここはもしや…!!」
カメラの向く先を見て確信した。
高山本線の有名撮影地、「下原ダム」ではないか。
何にも下調べをしていなかったので、「おお、ここだったのか」というのが素直な感想だった(笑)
天気は快晴、迷わずクルマを緊急ピットインさせた。
下呂の温泉街を出る直前、列車を見られるかと思い下呂駅の時刻表をチェックしていた。
間もなくやって来るのは「ひだ8号」、車両は引退が決まっているキハ85系だ。
三脚を広げる時間も、カメラの設定を追い込む時間もない。
「とりあえず記録しよう。」
そう思いシャッターを切る。
仕上がった写真を見て、思わず頬が緩む。
増結運用の7両編成がジャストでフレームインである。
夏らしい空模様と背景の緑濃き木々も相俟って、ロケハンなしにしては上出来ではないでしょうか(^^;
ただ、問題が一つ生まれた。
もう一度高山本線を撮りに行きたくなってしまったことである。
さて、どうしたものか…。
【写真】
220723 OLYMPUS E-PL10+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-42mm F4.0-5.6 EZ 1/200 F6.3 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
キハ85系「ひだ8号」。
細かい注文をつけるとSSをもう少し早くしてあげればよかったという反省もあるが、まずは記録できて良しとしましょう。
(220723訪問)
テーマ:鉄道