70 縮緬産地の長浜に

 

本日も「鉄道唱歌の話」にご乗車くださいましてありがとうございます。

 

鉄道唱歌 北陸地方 七十

 

縮緬産地の長濱に

いでゝ見わたす琵琶の海

大津にかよふ小蒸気は

煙ふきたて人を待つ

 

ちりめんさんちのながはまに

いでゝみわたすびはのうみ

おほつにかよふこじようきは

けむりふきたてひとをまつ

 

長浜特産の浜ちりめん。1720年から1750年の間に西陣あるいは丹後から伝わったといわれています。

 

長浜駅旧駅舎≫

 

長浜駅の旧駅舎は明治36年まで使われていた駅舎で、現存する最古の駅舎だそうです。昭和33年に鉄道記念物に指定され、現在は鉄道博物館「長浜スクエア」となっています。

 

北陸本線の長浜~柳瀬間の開通は明治15年。長浜からは太胡汽船が大津まで連絡し、大津で京阪神までの官鉄(国鉄)と接続していました。翌明治16年には新橋からの東海道本線も長浜までつながり、明治22年に現行のルートが開通するまで太湖汽船は鉄道連絡船として機能していました。

 

鉄道開業後は琵琶湖の水運も衰退していきましたが、昭和40年代までは地域住民の足としての航路が残っていました。現在は観光用の航路のみ運航されています。

 

≪琵琶湖を航行する遊覧船≫(写真ACより)

 


 

     ちりめんさんちの
ほうたいこうの  えきふのこえに

 
 

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