第1495回('22) 北陸新幹線で富山へ。富山地鉄市内電車のわずかな延伸区間を乗りつぶし   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…  

   
2022年4月29日~5月2日、ゴールデンウィークの長期休暇は関東と北陸へ乗り鉄&降り鉄の旅をしました。一部未乗の線区も乗りつぶしました。
ゴールデンウィーク前半は天気が悪かったので、不完全燃焼の結果に終わってしまったのが痛かったですが…。
新型コロナウイルスは感染状況が落ち着きつつありました。私は3月に3回目のワクチンを接種済みでしたが、もちろん今回もマスク・手洗い・アルコール消毒といった感染対策を徹底した上で乗り鉄を決行しました。
 
今回は最終日(5月2日)前半の内容です。
東京から朝イチの北陸新幹線『かがやき』で一気に富山まで移動し、まずは「あいの風とやま鉄道」に乗って3月12日に開業したばかりの新富山口駅を訪問しました。その後は富山駅へと戻り、高架下にある富山駅電停から富山地方鉄道富山軌道線の富山港線【旧・富山ライトレール】に乗車して、旧・富山駅北電停までのわずか0.1kmを乗りつぶした上で、前年の2021年に開業したオークスカナルパークホテル富山前停留場で下車しました。その後は徒歩で富山駅へと戻り、昼食を済ませました。
  
今回の日程 2022年5月2日  (月)   【前半】  
 
上野520(東京メトロ銀座線)532銀座538(徒歩)548有楽町550(山手線内回り)552東京616(北陸新幹線・かがやき501号)825富山900(あいの風とやま鉄道線)904新富山口927(上り普通)931富山/富山駅1000(富山地方鉄道富山港線)1001オークスカナルパークホテル富山前1015(徒歩)1020富山   
  
【後半へ続く】  
 
この日は4時に起床し、朝食を済ませてから「アパホテル稲荷町駅北」をチェックアウト。徒歩で上野駅まで移動しましたが、結構近かったです。また、この日の東京は快晴でした。この日は富山まで移動するのですが、東京駅に6時16分に発車する北陸新幹線『かがやき501号』に間に合えばいいので、それまでの時間は近場をウロウロすることにしました。最初は上野駅からすぐ電車に乗らず、リニューアルされて間もないJRの公園口駅舎を撮影してから、上野公園内を南へ移動しました。西郷隆盛像も撮影しました。
 
 

 
その後はJRの駅ではなく、地下にある東京メトロの駅へと移動し、銀座線改札を通って5時20分発の渋谷行きに乗車しました。1000系6連で、乗り込んだ最後部車両は空いていたため着席しました。上野乗車組を入れて半分ほどの座席が埋まりました。道中はスマホを操作して過ごしました。停車駅ごとに少しずつ乗客が増加しましたが、東西線との乗換駅である日本橋駅では最後部車両の半分以上の乗客が下車し、車内がガラガラになりました。日本橋駅や京橋駅で乗客は増えず、私は5時32分に到着した銀座駅で下車しました。
 
 

 
2019年に銀座線の銀座駅を訪問した際はホームがリニューアル工事中でしたが、今はリニューアルされて綺麗なホームになっていました。銀座四丁目交差点改札もリニューアル工事が終わっていました。改札を出て、日比谷線ホームの直上に延びる地下通路を西へ歩き、丸ノ内線の駅がある数寄屋橋交差点で地上に出ました。その後は西へ北へ進み、JR線の有楽町駅へと移動しました。
 
 

 
有楽町駅では事前に購入していた『東京都区内→加古川(金沢経由)』の乗車券を自動改札機に通して入場しました。尚、はじめは本日最終日の予定が流動的でしたが、行きたかった北陸地方の天気が良さそうだったので予定通り北陸へ向かうことにしました。ただし、雨予報だった場合は東京近郊を乗り鉄して東海道新幹線で帰宅する計画でした。晴れて良かったのですが、どちらの行程にも対応するため、きっぷを東京で分割せざるを得ず、結果として少々割高になってしまいました…。
入場後は5時50分発の山手線内回り電車(E235系11連)に乗車して東京駅へと移動しました。前から4両目に乗り込みましたが、ガラガラでした。すぐに下車するため、道中はスマホを取り出さず車窓風景を眺めていました。
 
 

 
東京駅下車後はJR東日本の新幹線のりかえ改札を通って新幹線ホームへと移動しました。そして自動販売機で飲料を購入してから入線してきた新幹線車両を撮影し、その間に客扱いを開始した6時16分発の北陸新幹線『かがやき501号』金沢行きに乗車しました。JR東日本の新幹線はJR東海と同様に発車直前にならないとドアを開けない列車が多いのですが(線路容量が影響しています)、この列車は整備済みの車両が回送で入線してきたため、入線後すぐに車内へ入ることができました。『かがやき501号』の車両はJR東日本所属のE7系F17編成12連で、私は指定された最後部1号車の窓側E席(進行方向左側)に座りました。この日は暦の上では平日だったからか、またコロナ禍の影響が続いているのか、乗車率は思ったほど高くなく、大半の窓側席が埋まる程度の乗車率でした。
 
 

 
『かがやき501号』は定刻に東京駅を発車しました。道中、私はひたすら車窓風景を眺めていました。上野駅と大宮駅では少しずつ乗客が増えましたが、1号車は半分程度の席が埋まるにとどまり、私の隣席は空席でした。その後も車窓風景を眺め続けました。高崎を通過すると名実ともに北陸新幹線を走行するようになり、山間部を駆け抜けます。軽井沢からは信州・長野県に入り、しばらくすると長野に到着。乗車客より下車客の方が多かったです。長野では乗務員がJR東日本からJR西日本に交代しました。これは、境界駅である上越妙高駅を通過するためです。その上越妙高からはJR西日本の区間に入り、日本海沿いを西へ進みます。糸魚川付近では日本海が眺められました。富山県に入ると左手に立山連峰を望めましたが、北陸は東京と違いやや霞みがかった晴れでした。
 
 

 
そして市街地に入ると速度が下がり、定刻の8時25分に富山駅に到着しました。私は金沢まで行かず、ここで下車しました。
 
 

 
富山駅で下車したのは2015年以来7年ぶりです。その間、新幹線駅は変わりありませんが、在来線駅は完全に高架化され、北口に発着していた当時の富山ライトレール富山港線、今の富山地方鉄道富山港線が高架下の富山市内軌道線・富山駅電停に乗り入れて、市内軌道線と直通運転を行っています。今回、私は富山港線の延伸区間、距離にしてわずか0.1kmを乗りつぶす事を最大目的として富山にやって来ましたw しかし、せっかく富山に来たので、ほかの路線も少し乗ってみようと思いました。そこで、新幹線駅と南口を撮影した後は、富山港線に乗る前に、北陸新幹線の並行在来線である
「あいの風とやま鉄道」に乗って2022年3月12日に開業したばかりの新富山口駅を訪ねることにしました。
 
 

 
在来線の富山駅は新幹線駅の北側に併設されており、高架下に改札口があります。「あいの風とやま鉄道」ではJR西日本のICカード『ICOCA』を導入していて、有人改札の脇にICカード簡易改札機が置かれています。私は『ICOCA』で入場して高架ホームに上がり、9時00分発の下り普通・富山行きに乗車するのですが、車両は旧型の413系3連でした! AM03編成『とやま絵巻』編成で、発車前には隣の4番線に北陸色に戻された(?)413系が入線したため、413系同士の並びが見られました。
 
 

 
私は発車直前に乗り込みましたが、既にクロスシートの全ボックスが埋まっていたため、私は扉近くのロングシートに腰掛けました。道中は車窓風景を眺めようとしましたが、『とやま絵巻』は窓部分までラッピングが施されているため、満足に景色を眺められませんでした…。そうこうしているうちに電車は次駅の新富山口駅に到着し、私はここで下車しました(9:04着)。
 
 

 
新富山口駅は相対式ホーム2面2線で、橋上駅舎を有しています。東西に改札がありますが、無人駅でICカード簡易改札機しかないため、駅の跨線橋は事実上の東西自由通路として機能しています。また、西口は昔からの集落をこじ開ける形で設置されている関係で狭苦しい感じでしたが、東口は富山操車場の跡地で再開発が進んでおらず広々としていました。今後、東口駅前は市街地化されるのでしょうか?
 
 

 
このまま「あいの風とやま鉄道線」の降り鉄をしたい所ですが、ここは我慢して富山駅へ戻るとします。乗車したのは9時27分発の上り普通・金沢行きで、今度は521系2連×2でした。私は最後部車両に乗り込みましたが、どの車両も混雑こそしていないものの半分以上の席が埋まっていて、2両では厳しい乗車率でした。偶然窓側席が空いていたため、私はそこに着席しました。この編成はラッピングされていないため、今度はしっかりと車窓風景を眺めて道中を過ごし、4分の乗車で富山駅へと戻りました(9:31着)。
 
 

 
富山駅では高架ホームを観察してから出場し、次は西側高架下にある富山地方鉄道富山市内軌道線(市内電車)の富山駅停留場(電停)へと向かいました。すると、10:00発の富山港線・岩瀬浜行きが入線直前でした。乗車待ちの列に並び、電車が入線後に乗車しました。車両は前身の富山ライトレール開業時に導入された連接車・TLR0600形2連で、車内は私の前に並んでいた人たちで満席になり、私は運転席直後のドアスペースでの立席を選択しました。立客も多く、GW期間とは言え結構な乗車率であることに今後も大丈夫だな…と安心しました。
 
 

 
岩瀬浜行きは定刻に発車し、高架下を出ると富山駅北口広場を通過します。以前はこの場所に富山駅北電停があり、富山港線のターミナル駅でしたが、在来線の高架化により富山港線が高架下の富山駅電停まで延伸されたため、距離が近すぎる事もあり廃止されました。また、富山駅北電停跡を通過した時点で富山港線の延伸区間の踏破達成です! まぁ、その距離はわずか0.1kmでしたがw その後は従来からの区間に入りましたが、私はすぐに停車したオークスカナルパークホテル富山前電停で下車しました。富山地鉄市内線では前年より『ICOCA』などの全国交通系ICカードが利用可能になっており、扉横にあるカードリーダーにタッチして下車しました。市内線の運賃は210円均一で、僅か0.3kmの距離にしては割高ですが、私は前年に開業したこの新駅に下車したかったので、仕方ありませんww 
 
 

 
オークスカナルパークホテル富山前停留場は用地の関係もあり、岩瀬浜方面にしかホームがありません(富山駅方面は通過)。新駅だけありホームは綺麗でした。駅の西側には確かに「オークスカナルパークホテル富山」があります。私は駅を撮影後、徒歩で富山駅へと戻りました。
 
 

 
富山駅では北口と富山駅電停などを撮影してから、南口側の高架下にある「立山そば」で昼食を済ませました。行者にんにくそば(500円)と、おにぎりや稲荷の代わりに「ますのすし」があったため、1切れ(200円)を注文しました。美味しかったです。また、11時頃にもかかわらず客が多かったです。
 
 

 

 
昼食後は北陸新幹線ホームへと戻り、まだまだ乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
今回の新規踏破路線  
富山地方鉄道:富山港線 (富山駅→富山駅北停留場跡。0.1km)……踏破達成!    
 
 
(参考:Wikipedia)