世田谷総合車輌センター 8500系前面帯車番 3種 のレビュー的なもの | TKKseries8000‐677

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東京急行メインに旧大東急系の京王帝都・小田急・京浜急行など
撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

 

引退を控えた田園都市を走る8500系電車

 

せめて模型の中では末永く様々な姿で愛でたいものですが、完成品は前面帯に車番印刷済みという仕様で改番が面倒

 

帯と車番を一体として、簡単に使えるインレタが欲しい!

 

という夢が叶いましたのでレビュー的なものでございます。

 

 

今回製品化された帯インレタは時代別に3種類

 

非軽量車と軽量車ともに対応で、GM製品の完成品に使うことを推奨しています。

 

 

Aセットの内容は前面帯が明るめの赤帯、そして車番色が銀色の初期タイプ

 

白Hゴムから1990年代前半まで、大井町起点時代の田園都市線から田玉線の発展期、東横線でも大活躍していた頃におススメの内容となります。

 

8601F~8642Fまでの増備された42編成全ての車番を収録しています。

 

 

続いてBセットは明るめの赤帯に白車番の仕様

 

1990年代頃の田玉線に全42編成400両が出揃った黄金時代から、置き換えが始まりつつも主力車両だった2010年代頃まで

 

こちらも8601F~8642Fの42編成全てを収録しています。

 

 

最後のCセットは、2010年頃より変わった最末期の濃くなった赤帯を再現

 

8615F、8616Fのデハ8616号車、8617F、8619F、8620Fのデハ8520号車、8621F~8623F、8625F~8636F、8642Fの当時このタイプの赤帯を纏った実績のある編成を収録

 

最末期は編成前後で帯色の異なっており、明るめの赤帯そのままだった8616Fのデハ8516号車、8620Fのデハ8620号車に関してはBセットに含まれるインレタを使用して再現します。

 

 

ということで、ここからは使用例

 

まずは明るめの赤帯+銀車番

 

手持ちで作成済みだった登場時仕様の8615Fにインレタを転写

 

 

赤帯の印象がガラッと変わり、赤帯と言いつつも朱色に近い実車のイメージに大分近づきました。

 

赤帯は色見本を用意の上で、調査可能な範囲で実車を調査

 

そこから色を割り出した忠実なものです。

 

 

続いてBセットより、明るめの赤帯+白車番

 

 

私が生まれた頃の1990年代、楽しかった頃の田玉線を思い出させる姿に

 

車番抹消のためにグルグル巻きマスキングor帯インレタ上貼りに更に車番インレタを転写して…

 

という作業から解放され、車番一体の帯インレタを転写してしまえば一発でこの姿に出来るというのが感動的です。

 

 

最後に濃い赤帯+白車番の最末期仕様

 

 

こちらはちょっと変化球を加えまして、前後で帯色の異なった8620Fを再現

 

インレタが2つ必須とはなりますが、実車の特徴的だった部分を調色やマスキングの手間なしに再現できるのは嬉しい部分

 

 

最後に製品そのままの赤帯(真ん中)との比較

 

GM製品はどちらかというと最末期に近い帯色ですが、それでも赤みが足りず

 

それ以前と考えると朱色が足りず大分イメージが異なりますねw

 

 

ということで、世田谷総合車輌センター 8500系前面帯車番 3種 のレビュー的なものを書いてみるでした!

 

本家では営業線上から赤帯の8500系は消滅してしまいましたが、だからこそ更に模型として形に残したいもの

 

完成品の編成番号を簡単に変更+忠実な帯色に出来ますので、今まで以上に捗りそうです(笑)

 

ちょうど8月には未塗装キットとしても発売となりますが、こちらもこの帯インレタを使えばマスキングの手間なしで完成可能という優れもの

 

多摩田園都市を走り抜けた主力電車に思い入れのある方、非常におススメな一品であります。