EF210 と HD300-21の配給列車
寒かったゴールデンウィークも、過去の思い出となりつつある5月29日。
恒例の広電高須駅周辺で、早朝の貨物列車を撮影です。
まずは上り列車を牽引して現れたEF210-138号機を、三輪明神広島分祀をバックに撮りました。
次に登場したのは下り列車を牽引してのEF210-130号機。
7月末となった今では、もうこの時間帯は暗くて写真は撮り辛くなりました。
8月を迎えるにあたり、気圧配置も安定して夏は本番突入となりますが、夏至からは1ヶ月を超過して日1日と日の出は遅くなる一方です。
さて6時を迎える頃、線路の反対側にあるPeter Pan = ピーターパンというお店が、入口テント幕を剥がし始めました。
ピーターパンは1980年に広島本通りに開店した洋風雑貨店でしたが、2007年からに高須駅前に移転してきました。
「以前にも増して幅広い年代の方々が気軽に立ち寄れる輸入菓子・雑貨店になりました♪」とのことばの通り、しっかり地元に根付いたお店だったのですけれど。
ドクターペッパー・おむつケーキ・マリメッコ・キャスキッドソンバッグ・バースデーorウェディング立体カードなどが人気商品として有名でした。
高須駅前ということで、これまでも写真のバックにたくさん写ってくれたお店でもありました。
どうやら閉店ではなく、廿日市市阿品台4丁目へ移転だということでしたが、何か15年もそこにあったお店が無くなるのは寂しい限りです。
高須駅周辺で写真を撮るようになったのは中学2年生からで、その当時から変わらずそこに立っているのは、この大きなソテツです。
そして山腹に建つ三輪明神広島分祀。
私が20代の頃、夜中に三輪明神がえらい明るいなぁと思っていたら、放火で火事だったという事件もありました。
さて機関車へ話しは戻しますが、左手に広電3950形が写っているのはEF210-166号機です。
続いてはEF210-109号機、そしてEF210-122号機でした。
原色が多くやって来た中、新塗装の109号機はまだ希少デザインですが、やがては逆転する時代は訪れます•••••••と、思いつつも新塗装っていつも″汚れが目立つよねぇ″と感じます。
デザイン変更によって検査入場の期間は短縮できますし、塗装簡略化による経費や人件費もかなり削減できるのですが。
″汚い″というイメージダウンと比べると、JR貨物のみにとどまらず、JRグループ全体の心証的に損失はどちらが軽微に済むのか気になるところです。
さて、場所は岩国駅へと変わりEF210-317号機の写真になります。
下関行きの115系 N-12編成の横を抜けて、貨物線を機関車が現れました。
115系を完全に追い抜いたところで、次位へ何か赤い機関車がついているのに気がついて、とりあえず連続で撮ることにしました。
どこへ連れて行くのかは判りませんが、無動力回送による配給列車です。
連れられていたのはHD300-21号機でしたが、昔、全国で電化が進められていた高度成長期の時代、工事が区間完成するとダイヤ改正までの間、蒸気機関車と電気機関車が併結して電蒸運転という重連が行われていました。
もしHD300が無動力でなければ電気運転?と、意味の解らないことばになってしまいそうです(笑)
ラストの写真は、ちょうど良い位置にコンテナが載っていなかったので、その隙間からEF210とHD300を撮ってみました。
注釈 = 電気運転)エンジンを日本語では原動機や発動機と言いますが、鉄道ではディーゼル動車を気動車と呼ぶことからのジョークです。もちろん電気運転の本来の意味は、架線の電気を使用しての運行を指します。
・ | ・ |
x |