メルクリン(HO)の運転盤について考えてみました。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 川正線のシーナリィ工作に備えて、レイアウトルームの片付けを始めたつもりでしたが、バックマンの機関車やら、メルクリンのHOやら、Gゲージやらを再発見してしまい、その存在を無視できなくなりました。なかでも、メルクリンをこのままにしておくのが惜しくなり、運転盤について真剣に考えてみました。

 運転盤は、リビングルームのテーブルに置いて、家族で楽しみたいと思っています。そこで、レイアウトプランは、以前の記事を基本にします。ただ、このプランには、ちょっと問題があります。留置線が短く、「長い客車2両+機関車」の編成が留置線に収まらないのです。

運転盤の基本レイアウトプラン

 このため、留置線を増やして、客車と機関車を分けて留置しようと思いますが、そうすると、留置線でカプラーの解放が必要になります。メルクリンのカプラーは遅延解放もできますが、百発百中というわけにはいきません。できれば、留置線にもアンカプラーを設置したいのですが、手持ちのアンカプラーは2個しかなく、これは機回しに使用するので、留置線には使えません。

 そこで、デジタル操作でカプラーが解放できるBR86型を、入換機関車として常駐させることにしました。

入換機関車BR86

 BR86のカプラー解放の動画です。

 入換機関車を常駐すると、上の写真のプランに加えて、機関車を最低2両留置することになります。私の勝手なイメージでは、複数台の蒸気機関車を留置する場所には、ターンテーブルが必要です!

 というわけで、運転盤のレイアウトプランはこんな感じになりました。持ち運びも考えて、3つの角を落とします。残る角には、給電端子やポイントスイッチを並べます。

運転盤レイアウトプラン完成

 プランはできたものの、ターンテーブルはどうしましょう?

 メルクリンのターンテーブルは高価で手が出ませんが、アトラスの手動式ターンテーブルなら手持ちがあります。これを3線式に改造することを考えましょう。

アトラスのターンテーブル

 このターンテーブルは、レール上面までの高さが10ミリ程で、メルクリンのCトラックとほぼ同じ高さになります。右側のハンドルをくるくる廻すと、ターンテーブルが少しづつ回転します。

 これに3線式の中央レールを追加するには、下のイメージ写真のように、2本のレールの間に、薄い金属板を固定するのが楽だと思います。イメージは、洋白板のつもりです。

アトラスターンテーブル改造イメージ

 問題は、金属板への給電方法です。

 現在、検討中の方法を書いてみます。

 まず、テーブルを固定しているボルトを外します。このボルト、特殊な形をしていて、外すには、先が四角になったドライバーが必要です。私はネット通販で買いました。

アトラスターンテーブルオリジナル中心ボルト

 外したボルトの代わりに、3ミリボルトとワッシャで、テーブルを固定します。

 テーブルの上面との間に、ちょっとだけ段差ができました。

アトラスターンテーブル代用ボルトワッシャ

 裏面です。ボルトが長過ぎですね。本施工では、もっと短いボルトに変えますが、もうひとつナットを追加することで、裏面からボルトとワッシャーに給電できそうです。

アトラスターンテーブル裏側

 ボルトを変えたことで出来た段差に、適当な圧縮バネを置けば、上面の金属板に通電するはずです。

アトラスターンテーブルセンターレール給電用あっしゅ

 写真のバネのようなものは、ゼムクリップを延ばして作った、撮影用のダミーですが、案外、このままでもいけるかもしれません。

 

 メルクリンの運転盤、個人的には、かなり盛り上がってきましたよ!

 私にとって、鉄道模型のレイアウトプランを考える時間は、至福の時間です。とても楽しい一日が過ごせました。

 この運転盤、意外と手間をかけずに作れそうな気がしていますが、これだけのサイズのものを新たに作るには、連れ合いの許可も必要です。でも、連れ合いには、いつも惜しみない愛情を注いでいるつもりなので、きっと大丈夫でしょう。何かをねだられるかもしれませんが。

 

 本日も、ご訪問ありがとうございました。