川正線のシーナリィ工作に備えて、レイアウトルームの片付けを始めたつもりでしたが、バックマンの機関車やら、メルクリンのHOやら、Gゲージやらを再発見してしまい、その存在を無視できなくなりました。なかでも、メルクリンをこのままにしておくのが惜しくなり、運転盤について真剣に考えてみました。
運転盤は、リビングルームのテーブルに置いて、家族で楽しみたいと思っています。そこで、レイアウトプランは、以前の記事を基本にします。ただ、このプランには、ちょっと問題があります。留置線が短く、「長い客車2両+機関車」の編成が留置線に収まらないのです。
このため、留置線を増やして、客車と機関車を分けて留置しようと思いますが、そうすると、留置線でカプラーの解放が必要になります。メルクリンのカプラーは遅延解放もできますが、百発百中というわけにはいきません。できれば、留置線にもアンカプラーを設置したいのですが、手持ちのアンカプラーは2個しかなく、これは機回しに使用するので、留置線には使えません。
そこで、デジタル操作でカプラーが解放できるBR86型を、入換機関車として常駐させることにしました。
BR86のカプラー解放の動画です。
というわけで、運転盤のレイアウトプランはこんな感じになりました。持ち運びも考えて、3つの角を落とします。残る角には、給電端子やポイントスイッチを並べます。
プランはできたものの、ターンテーブルはどうしましょう?
メルクリンのターンテーブルは高価で手が出ませんが、アトラスの手動式ターンテーブルなら手持ちがあります。これを3線式に改造することを考えましょう。
このターンテーブルは、レール上面までの高さが10ミリ程で、メルクリンのCトラックとほぼ同じ高さになります。右側のハンドルをくるくる廻すと、ターンテーブルが少しづつ回転します。
これに3線式の中央レールを追加するには、下のイメージ写真のように、2本のレールの間に、薄い金属板を固定するのが楽だと思います。イメージは、洋白板のつもりです。
問題は、金属板への給電方法です。
現在、検討中の方法を書いてみます。
まず、テーブルを固定しているボルトを外します。このボルト、特殊な形をしていて、外すには、先が四角になったドライバーが必要です。私はネット通販で買いました。
外したボルトの代わりに、3ミリボルトとワッシャで、テーブルを固定します。
テーブルの上面との間に、ちょっとだけ段差ができました。
裏面です。ボルトが長過ぎですね。本施工では、もっと短いボルトに変えますが、もうひとつナットを追加することで、裏面からボルトとワッシャーに給電できそうです。
ボルトを変えたことで出来た段差に、適当な圧縮バネを置けば、上面の金属板に通電するはずです。
写真のバネのようなものは、ゼムクリップを延ばして作った、撮影用のダミーですが、案外、このままでもいけるかもしれません。
メルクリンの運転盤、個人的には、かなり盛り上がってきましたよ!
私にとって、鉄道模型のレイアウトプランを考える時間は、至福の時間です。とても楽しい一日が過ごせました。
この運転盤、意外と手間をかけずに作れそうな気がしていますが、これだけのサイズのものを新たに作るには、連れ合いの許可も必要です。でも、連れ合いには、いつも惜しみない愛情を注いでいるつもりなので、きっと大丈夫でしょう。何かをねだられるかもしれませんが。
本日も、ご訪問ありがとうございました。