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コロナが爆発的に増えています。
夏休みを迎えて、のなか、行動制限等となると・・・と考えるとうんざりしてきます。
いつもの日常ってこんなにも遠いものだったのでしょうか。
それでも何とか乗り越えて、いつの日か「普通の生活」を取り戻したいですね。
本日は、未曽有の震災から立ち直った路線を走るこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。JR東日本 205系 3100番台 仙石線 です。仙石線、関西人の私にとってはなじみの薄い路線です。仙台と石巻を結ぶ路線で、両駅の頭文字をとって仙石線というそうです。一方、205系は関西でも現在現役車両のいるなじみの深い車両です。
でも、なんか見たことのある205系じゃない…。dododotoh.hatenablog.com
出自を調べてみると、都心部で活躍した205系が地方転出する際に短編成化を行う中で、どうしても余ってしまう中間車に無理やり運転台を設置した205系の改造車となるようです。そういうこともあってのっぺりとした前面デザインになり、小田急3000系と見紛うような出で立ちになりました。こうして登場した205系の亜種が東北の地に投入されました。しかし、もう一つ違和感があります。そもそも、仙台辺りを通る東北本線&常磐特急、仙山線等はすべて交流電化だったはず。直流車の205系がなぜ…と思ってみてみると、JR東日本の東北地方の路線では、この仙石線だけが直流電化されており、古くから、72系などの旧型国電が投入されていたとの事。仙石線は、第二次世界大戦中に国有化されましたが、もともとは「宮城電気鉄道」という私鉄だったことに起因しているそうです。私鉄時代から仙台駅は東北本線と交差させるために地下駅として建設され、1925年の開業は日本でどこよりも早い地下駅開業となったことは非常に意外な事実でした。その後都心部で余剰となった103系が仙石線に移ってきます。
後にオリジナル塗装が施され、長く活躍し、JR東日本管内で最後まで活躍した103系となりました。この103系を置き換えるべく東京から転勤してきたのがこの205系3100番台です。都会の205系にはあり得ないトイレも装備されています。東日本大震災では仙石線も大きな被害を受け、長く不通区間が存在しましたが、2015年に全線復旧します。この時に、東北本線との連絡線を設け、「仙石東北ライン」の運行も開始されました。現在でもこの205系3100番台が、仙石線の主力として活躍中です。仙台から足を伸ばし、以前に須磨-塩屋間で味わった海沿いを走る205系にもう一度揺られることをいつの日か叶えてみたいと思っています。
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