滝川発釧路行・各駅停車の2429Dは、午後2時52分、幕別駅に到着。

まもなく、釧路発札幌行「特急スーパーおおぞら8号」と列車交換(本日8回目)だ。

午後2時58分、お~来たね~!

疾風のごとく、あっという間に通り過ぎるキハ283系、速い・・

※写真1・2:幕別駅での一時

 

では「特急おおぞら8号」との列車交換シーンをどうぞ。(2022年2月)

暑中お見舞い申し上げます。

(※撮影時間36秒)

 

午後2時59分に幕別駅を発車した2429Dは、ここから大きな川を2度渡る。

特急列車に乗って札幌~釧路間を幾度となく往復したが、釧路川と札内川、そしてこの2本の川渡りは、いつも楽しみ。

 

おっ、いよいよ十勝川だね~

列車は鉄橋に突入し、車内に響く走行音が「ゴー」と大きくなる。

ワーレントラス橋なので、橋げたを支える三角形の鉄骨がパッ!パッ!と車窓の景色を横切る。

※写真3:ワーレントラス橋(留萌本線・雨竜川橋梁(石狩沼田~北秩父別)。「北海道ローカル線旅日記・夏秋の留萌本線②」で登場しています。なお、この区間は、2026年3月廃止予定・・泣)

 

(話を根室本線に戻して)

 

大きな川だな~おおらかさを感じる。

さすが十勝川、スケールの大きい十勝平野にピッタリ!(進行方向右側)

 

※写真4・5:十勝川橋梁、通過(幕別~利別)

 

利別駅を発車したキハ40は、池田町の市街地を東(手前から向こう)へ進む。

次の写真は釧路発札幌行「特急おおぞら6号」。この旅では「平野川信号場」で列車交換しています。(北海道ローカル線旅日記!夏の根室本線⑥)

※写真6・7:ここは、よく来た撮影地。「特急おおぞら6号」は地元の高校生といっしょに撮影。みんな目を輝かせて楽しそう。将来は立派な撮り鉄さんだね。

 

利別川にやって来た。大きい川だね~

十勝川の支流だが、その様相は完全に本流だ。(進行方向右側)

 

※写真8・9:利別川橋梁、通過(利別~池田)

 

午後3時11分、2429Dは池田駅に到着。

釧路行・キハ40も池田駅で一休み。

※写真10・11:鉄道交通の要所・池田駅

 

池田駅に来ると思い出すのは、池田~北見間を結んだ「国鉄・池北(ちほく)線(1910~1989)」と、その後を引き継いだ「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(1989~2006)」。

 

現在は「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」として陸別町にディーセル車両が保存・展示され、運転を体験することもできる。いつかチャレンジしてみよう!

ドキドキ・・

※写真12:かつて活躍した銀河鉄道999号。ゴダイゴの滑らかなメロディーを聞きながら乗りたかった・・

 

ボチボチ、池田駅を後にしよう。

 

午後3時11分、2429Dは池田駅を発車。

すぐに進行方向左側に見えてくるのが「池田ワイン城」。

ヨーロッパのお城のような造りと極上のワイン、施設見学やワインの試飲、食事やカフェを楽しめる超有名な観光スポットで、私も数回訪ねている。

そして「池田駅+ワイン」と言えば、駅前の「レストランよねくら」さんの「十勝ワイン漬けステーキ弁当」!

 

あらかじめ「よねくら」さんに電話注文し、プラットホームで弁当代を渡して、お弁当をいただくシステム。

札幌発釧路行「特急スーパーおおぞら3号」に乗ると、午後0時頃池田駅に到着するので、何度も利用させていただきました。

 

受け渡し場所は3号車(グリーン車)のドア。結構スリルがありますよ・・笑

お弁当のお値段は1,080円(当時)。車窓の景色を眺めながら、レストランのランチを楽しめるので、最高です。

※写真13・14:ワインの街・池田町

 

池田駅から豊頃駅までは、平野と小高い丘の境目を通るので、意外にもカーブが多い。

今は広大な畑作地帯が広がる十勝平野だが、元々は泥炭地が多い北海道。

先人が地盤のしっかりしている所に鉄道を敷設した結果が、こうなったのかもしれない。

※写真15:進行方向右側(西側)後方の景色(池田~十弗(とおふつ))

 

2429Dの2両目。昭和の香りがするキハ40は、やっぱりいいわ。

旅男5人衆は、帯広駅でリフレッシュし、(少し)元気復活!

※写真16:床が板張りだとキハ22

 

次の写真は、進行方向左側前方の丘の風景。道東らしいね~

※写真17:黄色は小麦、緑色はビート?(池田~十弗・7月下旬)

 

午後3時21分、十弗駅到着。

じゃじゃ~ん、十弗駅と言えば、この看板!

※写真18・19:字が似ていることから「10ドル駅」とも呼ばれる十弗駅

 

列車は次の新吉野駅付近から、色彩かな畑の中を走る。平坦な地形を直線的に走るので「ガタン~ゴトン~♬」の走行音も、実にリズミカル!

 

おや?「ガタン~ゴトン~♬」の音がしないね~

そうか!(帯広・釧路の高架線を除けば)根室本線では珍しい「ロングレール」だ。

 

乗り心地なら「ロングレール」、旅の風情なら「ガタン~ゴトン~」、両方あっていい。

※写真20:北海道らしい車窓の景色!(盛夏の浦幌付近・7月下旬)

 

午後3時43分、2429Dは浦幌駅に到着。

釧路発帯広行普通列車と列車交換(本日9回目)のため、7分停車。

帯広行き、到着です。

両列車の停車時間が長いので、コンデジを手に縛り、腕を伸ばしてパチリ!

※写真21~23:お気に入りのツーショット(浦幌駅)

 

次の写真は、午後5時過ぎの浦幌駅。

タラコが釧路発札幌行「特急スーパーおおぞら10号」に先を譲るため、ず~と停車。

 

※写真24・25:夕暮れのタラコ(浦幌駅)

 

さて・・「特急スーパーおおぞら10号」も浦幌駅を通過したし、ボチボチ発車しようか。

午後5時20分、釧路発芽室行普通列車はヘッドライトを灯して、発車!

 

(※撮影時間・59秒)

 

終点・釧路駅までは、76.7km&2時20分。遂に100kmを切りました。

ゴールまで頑張れ!2429D!

 

「その言葉、旅男5人衆にお返しします」(2429Dより)

 

 (つづく)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の根室本線(滝川駅~釧路駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

今日から週末までハードスケジュールになりそうなので、珍しく、平日・朝のアップです。

 

新型コロナの感染が急拡大してますが、感染防止対策を徹底して、鉄道の旅を楽しみたいですね。