昨日の683系4000番台車の導入記事には、本当に多くの方にご覧頂き、大変感謝しております。ありがとうございました。

さすがに日で4桁台のアクセス数となると、おのずとブログ更新のモチベーションも上がります。(カウンター数の信ぴょう性はひとまず抜きにして)


そして今日は、その683系4000番台車の大阪~京都間での引き立て役?となる、TOMIXさんの207系1000番台車の全検の話です。



このセット2009年2月の購入ですので、うちに来てから早13年半ほど経っています。


この頃のTOMIXさんの車両は、既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、ウェイト兼集電板が経年によってサビが発生し、通電不良を起こしやすく、室内灯や前照灯、テールライトなどが走行中に点滅したり、全く点灯しなくなったりします。


ですので、2~3年に1度はそのサビ取りをする必要があり、これをうちでは全般検査(全検)と呼んでいます。


〇サビ取りに使用する液体の研磨剤


〇研磨前後の比較、上が研磨前、下が研磨後の状態


ただ、今回は少し前にこの車両を走らせたところ、モーター車が絶不調で、集電板のサビ取りだけでは完全復活は見込めないことから、ギヤボックスの清掃と動力台車の新品への交換も同時に行い、実車の全検にも匹敵するメンテナンス作業を行いました。


まずは全検前のモーター車の動き。



動作はギクシャク、室内灯はパチパチパチでまともに走る状態ではありません、オマケに動力台車からは、カタカタカタと歯車にクラックが入ったような異音も。


ということで、セットの全7両には先程の研磨剤による集電板の研磨と、モーター車にはウォームギアの清掃と集電台車の交換を行いました。


〇長年の走行によるウォームギア内のグルスの劣化


〇神奈川県相模原市の某模型両反転さんで調達した、交換用動力台車。


〇ウォームギア内の清掃+グリス塗布(グリスはタミヤさんのセラグリスですが、少々塗りすぎかもしれません)


ということで、再度車両を組み立てて、まずはモーター車のみの試験走行。



線路状態は同じ条件下で、スムースな走りとチラつきの無い室内灯の輝きを得ることが出来ました。


そして、うちの試運転用レイアウトで最終チェック。(実車で言うと、JR京都線の岸辺駅付近で行われているJR西日本吹田工場での試運転イメージです)



(全検前の編成全体での画像はありませんが)全車室内灯が点滅することなく灯り、またモーター車からの異音や、ギクシャク感も消え完全復活と相成りました。


先の記事のような、新車導入の話も良いのですが、手持ちの車両、かつちょと古い車両でも、こうして手間暇掛けて復活してくれると、それ以上の喜びがあったりするので、手間のかかるメンテナンスでも、案外楽しめたりします。


今のところ、この207系1000番台車を連れ出してのレンタルレイアウト屋さんでの走行予定はありませんが、好きな通勤車ですので、683系4000番台車や、hot7000形などを走らせる時には、その引き立て役として、はしらせてあげたいと思います。