ありがとうJR回数券 | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。 

今回は秋に廃止されることが決まったJRの回数券についてご紹介します。

●回数券とは
正式には回数乗車券といいます。
一般的なものは指定された同じ区間の10回分の運賃で同区間の11回分の切符が綴になって販売される商品です。

つまり1回分の運賃がお得になるのです。

しかし鉄道会社の業績悪化やICカードの普及によるICカードポイントサービスへの移行また転売対策のため回数券の廃止が近年相次いでおりJR各社もJR九州が2021年6月に廃止を始め遂にこの秋にJRグループ全てで一部の特別な回数券(通学割回数券及び障害者割引回数券)以外は廃止が決まりました。

●JRの普通回数券

★普通回数券
以前にもご紹介しました。


JRの普通回数券は原則として営業キロ200km以下で(駅長などの承認がある場合は201km~300kmも販売されることがあります。)山陽新幹線新下関駅〜博多駅間を含まない任意の区間で自由に選択し購入することが可能で有効期間は発行日から3ヶ月間です。

11枚綴りで同じ区間の片道分の普通乗車券の10倍の額で発売され普通列車の普通車でのみ有効ですが、急行券など特別料金を支払えば、利用が可能になっています。

★新幹線経由の普通回数券
そのため新幹線経由で発行することもできました。

なお先程記載した山陽新幹線新下関駅〜博多駅間を除き在来線と並行する新幹線の運賃は同一であるため、どちらを使っても大丈夫ですが上記で記載した通り、新幹線経由の回数券は経路を選択しただけで料金券の料金は含まれていないため、新幹線利用時は別途新幹線特急券を購入する必要があります。

普通回数券には先程も少し触れました。

普通乗車券と同じく、学割や障害者割引が適応され普通回数券より安く販売されています。なお学割は学生定期乗車券を購入するまで通学しない、放送大学や通信制高校などに限られ学校から証明書をもらい駅に提出する必要があるため学生だからといって誰でも買えるわけではありません。

そして普通回数券の販売場所ですが、乗車区間の両端の駅で発売となっています。

★普通回数券
つまりこの回数券なら茨木駅または吹田駅での販売となりますが、発行場所は日本旅行TIS京都となっています。

旅行代理店であれば、乗車券購入と同じくどこの駅の回数券でも発行が可能だったのです。

普通回数券は本来なら個人個人が11枚綴を10枚分の料金で購入し5往復と1回利用する目的で販売されていますが、なかなか全て使うのは大変です。

そこで私も含め関西人は大好き!
金券ショップで回数券のバラ売りを購入すると1回単位での利用が可能でした。

何度かご紹介してます!
金券ショップのスタッフさんが、旅行代理店で大量の回数券を購入しバラ売りしていることが大半ですかね。大都市近くの旅行会社へ行くと切符(回数券)が山積みになっているのをよく見かけました。

また販売方法も複雑で金券ショップで回数券を購入する際、1枚ではなく2枚.3枚束ねて販売されることもありました。

★栗東⇄京都 普通回数券


★京都⇄茨木 昼間特割きっぷ
本来、栗東駅から茨木駅へ行くのであれば、栗東⇄茨木の1枚で発行できるのですが、これだと少し料金が高くなるのです。

それは何故か。
これも以前にご紹介しました。

京阪神エリアでは私鉄との競合区間となっているため他の路線より安い特定料金が適応されているため区間によっては、乗車券を分割した方が安い区間があるのです。

なお関西の金券ショップでは切符を分割して販売されているのを見かけることが多く当ブログでもよく触れる乗車券を分けた方が安いというのをご存知の人が多いのでしょうね。

ここまでは普通回数券のご紹介でした。
続いて上記で少し出てきました。昼間特割きっぷについてご紹介します。

ここからは特別企画乗車券という乗車券の種類で普通回数券の種類ではありませんのでご注意ください。

★昼間特割きっぷ
普通運賃や普通回数券と比較して割引率が高く設定された回数券タイプの企画乗車券(トクトク切符)です。 普通回数券と違うのは、安い代わりに利用可能時間が限られた時差回数券でした。JRで時間帯が定められた切符は珍しいと思われます。

例えば大阪駅〜茨木駅間は6枚綴りで¥1140 つまり1枚辺り¥190 11枚綴りでなく6枚綴りである上に安く使いやすい切符でした。

昼間特割切符が販売されたのは1983年のことで先程も記載した私鉄との対抗策として誕生しました。

こちらは特別企画乗車券のため旅行代理店などでの販売はなく区間も私鉄とJRが並行するJR西日本が定めた区間に限られ利用する両端の駅で発売となっていました。


★ICOCA
しかしICOCAポイントサービスに移行したため2018年秋に販売を終了しました。


先程、普通回数券で新幹線利用時は別途新幹線特急券を購入する必要があると記載しました。料金券(特急券)も回数券があれば便利ですよね!乗車券と料金券がセットになった回数券が特別企画乗車券として販売されています。

★新幹線回数券
乗車券と料金券がセットになった切符で東海道・山陽新幹線では6枚綴りで有効期限は3ヶ月間でグリーン車指定席用・普通車指定席用・普通車自由席用の3種類があり指定席タイプのものは、乗車前に指定席券売機に回数券を入れ座席を指定すると指定券(自分の席が記載された切符)が発券され2枚重ねて乗車します。自由席タイプのものは新幹線回数券1枚で乗車することができます。  普通回数券で新幹線を利用する際は別途、料金券を購入する必要がありますが、新幹線回数券と呼ばれる企画乗車券を使えば1枚または座席を簡単に指定し2枚で乗れるほか6枚綴と少ない枚数で購入できてお得な切符でした。  


★EX予約 企画乗車券
しかし新幹線予約もインターネットが現在では支流となり新幹線回数券も区間が縮小されつつあります。

などなど特別企画乗車券から様々な回数券が販売されていましたが、先程から書いています通り、なくなりつつあります。

★定期券


★オレンジカード
JRでは回数券と普通乗車券や定期券また精算時にオレンジカードと併用できまた関西の自動改札機は切符を1度に3枚挿入できることから、乗車券を分割したりICカード定期券が支流なのに磁気定期券を使っている方も多かったのではないでしょうか?


★ICOCA定期券
なおICカード(定期券含む)と回数券など他の磁気券と併用する場合


★精算機
精算機にICカード及び磁気券を挿入します。


★0円の精算券
すると0円の精算券が発行されこれを自動改札機に挿入すれば出場できます。

精算機に入れてしまうと切符を買った形跡がなくなってしまうので、領収書が必要な場合は精算機に行く前に申告するよう注意が必要です。

ここでお気付きになった方も多いでしょう。
回数券を併用する際はICカードを利用すると手間が掛かってしまうのです。そのため特に関西ではICカードが普及しなかったことも考えられるでしょうか。磁気券なら券売機や改札機の手入れが面倒なことから回数券が廃止されるのも仕方ないでしょう。


★指定席券売機や窓口で発行した回数券



★近距離券売機で発行した回数券
なお回数券は発行する場所によって紙の種類が異なります。これは好みですね。しかし当たり前ですが金券ショップ特に自動販売機では選ぶことができません。

JR九州及びJR西日本の一部エリアでは先行して回数券の販売が終了していますが、まだ購入!間に合います!皆さんもぜひ今後貴重になる回数券を手にしてみてはいかがでしょうか?

ご覧いただきありがとうございました。
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