Limited Train みまさかスローライフ | 安芸もみじ / Historys, Trains, Townbikes - Hiroshima JAPAN

Limited Train みまさかスローライフ


因美線開業90周年記念号 みまさかスローライフ列車が7月23日に運転されました。

運行は2日間と言うことで、本日7月24日も津山~智頭間で運転されます。

運転時刻は津山 11時48分発 → 那岐 14時27分発 → 智頭 14時39分着と復路は、智頭14時48分発 → 那岐 15時2分発 → 津山16時17分着。





私は往路便を津山駅で撮影しました。

編成は国鉄一般色1両と国鉄急行色2両の3両編成で組成されたキハ40系で、JR西日本岡山支社とみまさかローカル鉄道観光実行委員会との共同企画です。

3両編成中3号車は指定席ですが、那岐~智頭間は全車自由席へと変わるようです。



美作加茂、那岐、美作滝尾、美作河井の各駅などでイベントも開催されるということで、なかなかな乗車率でした。

津山へは岡山を9時47分発の快速ことぶきで向かったのですが、ちょうど到着のタイミングでスローライフ列車は出庫してきました。

1番奥の側線を通過して本線へ合流し、転線して2番ホームへ11時9分に入線してきました。




快速ことぶきは4番線に到着で、側線からの転線と2番ホーム入線を撮影した後、みまさかスローライフの到着ホームへ移動します。

津山駅はバリアフリー化工事が進行中で、エレベーターを完備した跨線橋が建設中ですが、昨日はまだ昔ながらの地下道を通って2番ホームへの移動です。

なまこ壁が装飾されて落ち着いた地下道を歩くと、ホーム屋根や柱も昔ながらの駅の雰囲気を残した空間に、時代をタイムスリップしたような錯覚に陥ります。




そしてそこに止まる列車は、キハ40系ではありますが、国鉄色に塗られた3両編成のディーゼルカー。

子どもの頃の、芸備線の思い出が蘇ります。

2番ホームではみまさかスローライフに乗る人も見送るだけの人も、消毒と検温が実施されていました。




一時期数が減りつつ安定していた新型コロナウイルス感染者数も、再び爆発的な増加に転じてしまったようですが、こうした地道な対策はまだまだ必要なようです。

新型コロナウイルス感染症 COVID-19は、いつまで驚異的な感染症として猛威をふるうのか、先の見えない現状です。

さて、みまさかスローライフですが、行先表示のサボは昔の客車列車に吊していた時代のフォントやカラーを模したデザインでした。




今でも蒸気機関車が客車を牽引して現れそうなホームで、みまさかスローライフの停車している風景をスナップしました。

どこからか駅弁売りの人が現れてきそうな雰囲気です。

1番ホームに入線してきた智頭行きのキハ120系とも合わせて撮ってみましたが、まるで未来からやってきた行先不明列車のようです。




みまさかスローライフは毎年春と秋に運行されていましたが、新型コロナウイルスの影響で2018(平成30)年の運転が最後になっていました。

3年間の運転見送りとなっていましたが、2022(令和4)年7月1日は因美線開業90周年ということで、岡山DC開催に合わせての復活運転です。

岡山駅から津山駅までは津山線(桃太郎線)ですが、因美線は鳥取駅から東津山駅に鉄道路線です。




そうすると津山駅~東津山駅の間は何線かと言う話しになりますが、そこは姫路駅と新見駅を結ぶ姫新線で、因美線の列車は全便姫新線に乗り入れて津山発着で運行されます。

かつては陰陽交易の津山城下として発展した美作津山藩の中心都市は、津山駅を中心に岡山・新見・姫路・鳥取へのターミナル都市として今につながっています。

さて車両には″みまさかスローライフ列車″の名前に、自由席と指定席と国鉄様式の表記が入ったサボも挿されていました。



ホームには乗車口に合わせて、指定席・自由席の表示もされていて、復活運転するこの列車への意気込みが伝わります。

今日の記事には写真を載せていませんが、かつて走っていた急行砂丘のグリーン車表示も、まだホームへしっかり保存されています。

妻面の日本国有鉄道の銘板と換算表記も撮影しましたが、国鉄特急色と同じベージュ色に白文字でキハ47は新鮮です。



赤い色は国鉄特急色とは違う朱色が特長なのですが、ベージュ色は485系や583系と同じ色で、かつては70系や113系がまとっていたスカ色とも共通色です。

厳密には気動車や国鉄特急のベージュ色はクリーム4号と言われるもので、スカ色や581系のベージュ色はクリーム1号なので、やや色調が違うのですが。

ちなみに余談の余談になりますが、登場当時のスカ色はクリーム2号が採用されていて、後のスカ色よりもカスタード色に近いものでした。




国鉄急行色と国鉄一般色の連結面は貫通扉が車内へ格納されているので、貫通路の写真も撮りました。

キハ40の貫通扉はクリーム4号一色ですが、キハ47の貫通扉にはノスタルジーのマークが描かれています。

そしてキハ47の自由席側も写真に撮ってみましたが、車内は普通のキハ40系でノスタルジックなのは外観のみとなっています。



国鉄一般色をまとうキハ40ですが、4番ホームへ朱色のキハ40系が入線してきたので合わせて撮影しました。

そして旧 津山機関区は現在、津山まなびの鉄道館となっているのですが、遠くにキハ181系やキハ58系が見えたので、こちらもムリヤリですが撮ってみました。

転車台に載っているのはDD13-638号機です。



国鉄急行色をまとうキハ47も、4番ホームに止まる岡山行きのキハ40系と合わせてみました。

前述の通り因美線開業90周年記念号でもあるので、ヘッドマークはこれまでのみまさかスローライフとは異なる、記念デザインのマークが付けられています。

ヘッドマークの下にはノスタルジーのマークが見えます。



私はこの後、さく美さく楽を津山駅で撮影する予定にしていたので、みまさかスローライフには乗車せずに発車を見送ります。

駅員さんや職員さんたちがノスタルジーの旗を振って、出発をお見送りしていました。

昨日はこの列車を撮影するために朝8時半に家を出て、帰宅したのが21時だったのですが、疲れてしまって断続的な睡眠に陥ってしまい、朝7時頃の更新予定が、こんな午後になってしまいました(笑)

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