徳山駅【山口県】(山陽本線。2015年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
山口県南部、周南市の中心市街地に位置する山陽本線の主要駅かつ周南市の代表駅、そして山陽新幹線の駅が併設されている、
徳山駅 (とくやまえき。Fuchu Station) です。
 
尚、新幹線駅につきましては簡易版にて紹介予定です。
また、写真は橋上駅舎化直後の2015年撮影で、一部2011年撮影の写真も混じっており、古いです。現在は変化が生じています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
徳山駅 (駅番号なし)
 
所在地  
山口県周南市 (旧・徳山市)  
 
乗車可能路線  
JR西日本:山陽本線、(岩徳線列車)  
 
隣の駅  
神戸方……櫛ケ浜駅  
門司方……新南陽駅    
 

乗換可能駅  

JR西日本:山陽新幹線……徳山駅まで徒歩5分  

  
訪問・撮影時  
2015年7月
 
 

徳山駅は在来線が地平駅(ホームは1階)、新幹線が高架駅(ホームは3階)で、2階に橋上駅舎が設置されています。
橋上駅舎は南北自由通路(愛称:ぞうさんのさんぽみち)を兼ねていて、在来線側の北口が「みゆき口」、新幹線側の南口が「みなと口」です。
各出入口とも階段・上下方向エスカレーター・エレベーターの設備があり、バリアフリーに対応しています。
 
写真は正面口に相当する「みゆき口」です。南西を望む。
以前は右側に旧・駅ビルがありましたが、橋上駅舎化に際して独立した出入口が設けられました。但し、当時は仮設でした。
また、北口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナル、タクシー乗り場、地下駐車場(有料)が設けられています。
 
 

2015年当時は使用停止になった旧駅ビルが残っていました。橋上化以前は1階に改札口がありました。
旧駅ビルは3階建てでしたが翌2016年に解体され、後に新駅ビルが建設されました。「みゆき口」の本設出入口は駅ビル内に設置されました。
新駅ビルは「周南市徳山駅前賑わい交流施設」として、主に図書館などの公共施設が入居しています。
ビルは東西方向に長くなっていて、2階部分で南北自由通路と接続されています。
写真は西を望む。
 
 

駅前です。南東を望む。右手に徳山駅があります。
駅北側は周南市の中心市街地で、南東にかけての一帯は繁華街・歓楽街が形成されていて、複数のアーケード商店街が見られます。
かつては賑わっていたようですが、モータリゼーションの進展などにより集客力が低下してしまい、活気に欠ける印象です。
駅から北東(左)へ延びる御幸通を600mほど進むと、左手に周南市役所があります。
 
 

橋上駅舎2階にある在来線口改札です。北西を望む。
手前が南北自由通路で、右が北口「みゆき口」方面、左が新幹線口改札および南口「みなと口」方面です。
改札口は自動化されておらず、改札ラッチが現役で使用されています。窓口に面した右側が幅広通路になっています。
ちなみに訪問当時の2015年は徳山駅およびその周辺では『ICOCA』が導入されていませんでしたが、2022年3月に山陽本線の徳山以東で『ICOCA』が導入され、さらに2023年春には山陽本線の徳山~下関と山口線の湯田温泉駅、山口駅にも『ICOCA』が導入される予定です。

『ICOCA』導入に伴い、自動改札機またはICカード簡易改札機が導入されていると思われます。
改札口の右手前には自動券売機があります。2015年時点で改札内に自動精算機はなかったと記憶していますが、現在は設置されているかもしれず、未設置の場合でもICチャージ機が設置されている可能性が高いです。また、『みどりの窓口』は新幹線口前にしかありませんので要注意です。
また、改札口の左手前にはスイーツ店があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
1階にある各ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。
そして改札を通った先の左側には在来線コンコースと新幹線コンコースを結ぶ跨線橋が延びており、新幹線高架下2階には新幹線乗換口があります。
尚、右側の南北自由通路沿いにはミニコンビニ「セブンイレブン キヨスク」があります。在来線改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

上り1番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR西日本の標準デザインで、下部はJR西日本のラインカラーである青色が表示されています。
尚、徳山駅に駅ナンバリングは導入されていません。
ちなみに、山陽本線(山口地区)のラインカラーは青色、岩徳線のラインカラーは緑青ですが(Wikipediaより)、駅名標には反映されていません。  
 

在来線の徳山駅は単式ホーム・島式ホームとも各1面、計2面3線の地平構造で、南東~北西方向にホームが延びています。
左(北)の単式ホームが1番のりばで山陽本線上り岩国・神戸方面です。かつては旧駅ビル1階にあった在来線口改札に面していました。
右(南)の島式ホームが左から3番のりば(岩徳線列車岩国方面。一部山陽本線の列車も発着)・4番のりば(山陽本線下り下関・門司方面)の順です。
1番のりばから見て3・4番のりばは神戸方(奥)にずれて配置されています。
1番のりばと3番のりばの間には中線の2番線があり、4番線の右側、新幹線高架橋との間には複数の側線があります。
ホーム有効長は国鉄時代に長編成列車が運転されていた名残で1番のりばが14両分、3・4番のりばが13両分と非常に長いですが、現在は最長8両編成で、1番のりばの門司方(後方)および3・4番のりばの神戸方(前方)は旅客列車の客扱い(乗降)には使用されていません。
ホームドアはありません。ホーム幅が広いですが、1番のりばの門司方、3・4番のりばの神戸方(一部)は狭くなっています。
各ホームにはベンチ・空調完備の待合室があり、少なくとも3・4番のりばには飲料自動販売機も設置されています。
写真は1番のりばより神戸方を望む。
 
 

橋上化以前の2011年撮影。神戸方を望む。
以前は4番のりばと新幹線駅との間に単式ホームの5番のりばがありましたが、橋上化を前にして廃止されました。
線路は今も残されていて、貨物列車の待避線として使用されています。
 
 

南北自由通路より神戸方を望む。
右手には新幹線駅が見えますが、上りホーム裏手には保線用側線があります。
この先、山陽新幹線と並走状態で市街地・住宅街(左)と臨港部の工業地帯(右)の間を南東へ走り、やがて右へカーブして山陽新幹線と分かれ、引き続き住宅地と臨海部の間を南南東へ走ると岩徳線との分岐駅である櫛ケ浜駅へと至ります。
 
 

1番のりばより下関方・門司方を望む。3番のりばに停車しているのは岩徳線の気動車です。
この先、右へカーブして山陽新幹線(左)と並走状態で市街地の中を北へ走りますが、しばらくして左へカーブすると山陽新幹線と分かれ、右手に住宅地を、左手に貨物側線と臨海工業地帯を見て北西へ進みます。その後は左へカーブして富田川を渡り、今度は右へカーブして進路を西に変えます。そして左右に貨物ヤードを見て市街地を走るようになると、旧・新南陽市の中心駅で、貨物駅が併設されている新南陽駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が徳山駅で駅の外に出たのは2011年、2015年の計2度です。2011年は岩徳線列車から山陽本線列車に乗り換える際、そして2015年は駅前で宿泊するため、それぞれ駅の外に出ました。2011年当時は古びた駅舎(駅ビル)でしたが、2015年訪問時には橋上駅舎に変わっていました。駅前は市街地で、新幹線側(南西側)は港が近いです。
  
東京からですと東海道・山陽新幹線で当駅下車です。但し、徳山駅に停車する『のぞみ』が少ないのでご注意下さい(広島駅で乗換の場合あり)。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間…9時間少々)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線に乗り、上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間…13時間半程度)。
 
食料・飲料について、駅構内に売店・コンビニがあり、駅前にもコンビニがあります。一方、飲食店は一定数あるものの、気軽に入れる飲食店は「吉野家」「スターバックスコーヒー」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、山陽本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は徳山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)