前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/05/26/074240
当鉄道のD51とC57はカトーのNゲージを切ったトレーラーで動力は入っていません。
いつもDLなどを連結して推進していますが、編成最後尾から推すと脱線しやすく、やはりSLの次位から推すのが安定します。が、あまり見た目的にはよくありません。
※D51についてはこちらをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/09/16/230032
※C57についてはこちらをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/03/27/003603
ところで高崎の細窓の12系には、SLの試運転や入出場時、さらに営業運転時の予備車的に使われるオヤ12-1という車があることを知りました。
いつもSLの次位にいることと、事業用車なのでなんとなく模型的に動力を積んでいても違和感がない?という謎理論によって、ユーレイ推進(機関車ではなく本来牽かれる側の客車に動力を積んで、推すこと)用動力車を作ってみます。
今回、オヤ12-1に求められる性能は、「不安定な自作SLトレーラーを安定して推せる、安定性とパワー」です。
バンダイ4軸動力という手もありますが、さらに低速安定する新ポケットライン動力を使いたいところです。ただ、これの課題はカプラーです。機関車次位でカトーカプラーのナックルタイプを備えた上で、急カーブに対応できるものが理想です。
通常のBトレ客車のボディに載せるということで、チビ客車動力を使います。
これはリニューアルされてからは、Bトレボディに爪がピッタリはまらなくなりました。前回も前々回の記事でも、散々色々なところを削ってボディに収めていますが、そろそろ最適な加工法を確立したいところです。
まず、動力のステップ、バッファー、手すりを切り落とします。ここまでは当たり前の作業になります。
このままボディにはめると、うまくハマらず、ボディが膨らんでいます。
車端部のシャーシが長すぎるのも要加工ですが、爪がハマりきらないのはそこが原因ではありません。
この上側の成形物を最適に削ってボディにハメる必要があります。ちなみにこの上側パーツがなくても、モーターさえ接着してしまえば走ります。が、もともと成形パーツについているボディ取り付け爪を活かしたいのです。
この上側成形パーツだけをボディにはめても、上写真と同じようにボディが膨らみます。やはり原因はこのパーツにあるのです。
一旦うまく行った工法としてはこれです。ポイントはダイキャストの前後のBトレ黒ブロックが来るあたりの成形物除去、オーバーハング部の枕木方向両端のギリギリまでの削り、連結器穴よりさらに線路方向車端のシャーシ除去、動力下側成形カバーの端の上側飛び出し部除去などです。
これで取り付け爪も含めて、ある程度しっかりボディにハマりました。
※追記:後日、E531系、211系にこの手法で取り付けようとした際、連結器や爪よりも外側の成形を全て切り落としたところ、ガバガバになって車高が低くなってしまいました。車種にもよるかも知れませんが、爪だけでは正しい位置に決まらないのかも知れません。(追記終わり)
カプラーポケット部が少し下に押されている感じがしますが直せませんでした。
さて、このようにカプラーポケットを残すことで、カプラー取り付けの悩みは無くなります。電車や気動車の中間車に使う場合は、アーノルドカプラーをそのまま使うのがおすすめです。トミックスC140-30のS字(ミニポイントを使ったレイアウトの待避線に頻出)も、相手がボギー台車なら通過できます。
今回は編成端で機関車に連結するオヤ12-1のため、カトーカプラーのナックルタイプをつけています。しかしこれだと上記のS字の通過はかなり難しくなります。
今回、上の写真のように、カトーカプラーの根本をヤスリスティックでギリギリまで角を取り、小さくしてみたところ、S字を通過できました。
チビ客車のリニューアル動力にはウエイトをたっぷり積んで、かなりパワーを増しています。
台車レリーフをできるだけ薄く削って、動力下側成形パーツの箱に接着しました。
C57を推すのにも使えます。
ばんえつ物語客車を運転する際も、機関車の次位にオヤ12-1を連結しようと思います。
ユーレイですが、ディーゼル機関車のない、SLと客車の編成で運転できるようになりました。
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