だいぶ間が空きましたが、九州鉄道記念館は電気機関車たちからです。九州の電気機関車と言えば、赤と銀カマのイメージでしょうか?交流カマと塩害対策の外板が特徴的ですね。ただし塩害対策の銀釜はイメージは残しつつも今は金太郎で”縛り”は無くなっているようにも・・。

 

 そんな九州の電気機関車の歴史と言いましょうか?こちらには前頭部のみ保存と単体での保存のカマたちがいますね。旧型カマのEF10は意表を突く茶釜。されどやはり関門トンネル対応のため材質はステンレス車体なのだとか。仲間の24号機は銀釜としてこちらでは活躍し、最期は転属先で茶釜になったようなので24号機を残して欲しかったようにも。

 

 そして全部のみ展示のEF30形式は以前にも取り上げました世界初の量産仕様の交直両用仕様のカマ。EF10の後任として登場したカマですね。そして塩害対策のためステンレスの外板を纏います。スタイルもデッキ付きから今風へと変動期ともいえる箱型車体に変化し、大型機の印象も受けます。

 

 赤い車体のED72とED76は九州地区の面目躍如である交流仕様機。因みに直流仕様は車体色が青色が標準で、桃太郎やEH200ことブルサンもそのセオリーを維持しています。九州で赤いカマはなんとなく南国風土に似合う感じでしょうか?そんな九州鉄道記念館の電気カマたちから。

 

 ※撮影は全てたかぽんさんです。