撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

四日市あすなろう鉄道 日永(2022.7.17) 旧近鉄 モ261、モ264 内部線100周年・八王子線110周年記念HM 並び

2022年07月19日 22時43分21秒 | 中小私鉄
7/17に四日市あすなろう鉄道 日永駅で内部線100周年・八王子線110周年記念ヘッドマークを掲出した旧近鉄の260系の並びを撮りました。
1枚目は日永駅で並んだ左側は内部線の「なろうブルー」モ261のあすなろう四日市行き、右側は「なろうグリーン」モ264の西日野行きです。
両編成ともに前面窓の左下に内部線100周年・八王子線110周年記念ヘッドマークが掲出されています。



2枚目は、モ261に掲出された内部線100周年・八王子線110周年記念ヘッドマークです。



3枚目は後追いで、日永駅を出発するク161です。



4枚目は順番が逆ですが、日永駅2番線に到着したモ261です。



5枚目は、日永駅3番線に向かうク162です。



内部、八王子線の歴史を簡単に振り返ると、下記のようになります。
八王子線は1912(大正元)年8月に軌道条例に基づく三重軌道により日永~八王子村(のちの伊勢八王子)駅間、同年10月には南浜田~日永駅間、1913(大正2)年5月には諏訪前~南浜田駅間、1915(大正4)年12月には四日市市~諏訪前駅間が開業して全通しています。
1916(大正5)年12月には三重軌道の路線を廃止し、三重鉄道が軽便鉄道法に基づく軽便鉄道として四日市市~八王子村駅間を開業しています。
内部線は1922(大正11)年1月に日永~小古曽駅間、6月に小古曽~内部駅間が開通しています。
なお、内部線は現在の鈴鹿市内まで延伸される計画が有り、開通時には鈴鹿支線と呼ばれていました。

1928(昭和3)年には伊勢電気鉄道(現近鉄名古屋線)に軌道用地を譲渡するため、四日市市~諏訪駅間が廃止されました。
1931(昭和6)年には四日市鉄道(現近鉄湯の山線)が三重鉄道に吸収合併されてます。
1944(昭和19)年には三重鉄道ほか三重県下の6社が合併して三重交通が発足し、湯の山線、八王子線、内部線は合わせて三重線となりました。
1964(昭和39)年2月には三重交通から鉄道事業が三重電気鉄道に分離譲渡され、3月には湯の山線の改軌に伴って内部、八王子線との直通運転が廃止されました。
1965(昭和40)年に近鉄が三重電気鉄道を合併して、近鉄内部、八王子線となりました。
1974(昭和49)年に集中豪雨のために八王子線日永~伊勢八王子駅間が不通となり休止になりました。
1976(昭和51)年に西日野駅が移転復旧して日永~西日野駅間の運行は再開されましたが、西日野~伊勢八王子駅間は廃止となりました。
2015(平成27)年からは四日市市の施設所有のもとで、四日市あすなろう鉄道による運営が開始され現在に至ってます。

本年で八王子線は開業110周年、内部線は開業100周年を迎えます。
これを記念して7/16~8/28の期間、四日市あすなろう鉄道や四日市市の歴史や文化などに関するクイズを解きながらクロスワードを完成させていくタイムクロス列車「隠された暗号を探せ」のイベントが実施されます。
また、一部の列車を除いて記念ヘッドマークが掲出されます。


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