こんばんは。
完乗に向けた旅、稚内駅よりついにスタートです。
第一列車は、札幌行きの特急宗谷。
5時間超えのロングラン特急です。
稚内(17:44)→札幌(22:57) 特急宗谷
本日の編成を見ると、なんと増結しているではありませんか!
通常は4両編成なので、これは嬉しいですね。
コロナ禍でもJR北海道は頑張っています。
確かに、稚内駅でも宗谷を待つ人が行列を作っていました。
しかも、宗谷の増結はディーゼル特急ならではの連結方法を見れます。
入線が待ち遠しいです。
展望デッキで入線を待っていると、旭川からやってきた特急サロベツ3号が到着。
この列車が折り返し特急宗谷・札幌行きになります。
日本最北の駅とキハ261系気動車。記念写真を撮る方が大勢いました。
列車が入線したことで、私もホームへ向かいました。
まず見ておきたいのが、この連結面です!
ディーゼル特急は編成の組み換えが比較的容易なので、このように普段は先頭となる車両の前に、強引に中間車を連結しているような、素晴らしいものを見ることができます。
ちなみに、キハ261系は私が最も好きなディーゼル特急車両です。
そんな車両の増結まで見れ、出発前から興奮を抑えきれませんでした。
これから向かう枕崎までは3,000km。
今回は乗車時間が5時間を超えることもあり、グリーン車を利用しました。
宗谷のグリーン車は9席しかありませんが、そのうち5席が発売済みで、そこそこの利用があるようです。
座席は革張りのせいか若干滑りやすく、また木製の肘掛けが絶妙に私の体型とフィットせず、位置取りに少し難儀しました。
いよいよ、はるか南へ向けて出発です!
これからの旅路の安全を願い、サッポロクラシックで乾杯!
5時間を超える乗車ですが、宗谷には車内販売がありません。
稚内駅には、道の駅やセイコーマートがあるので、食べ物や飲み物は事前に用意しましょう。
豊富には、おそらく最北の保存車両があります。
以前下車して見に行きましたが、かなり荒廃が進んでいます。
音威子府到着付近で日が暮れ、宗谷は暗闇の中を走り抜けます。
車窓も見れなくなったので、ここで連結面を見に行きました。
増結時でないとこの通路は通れませんし、間近でヘッドマークも撮影できません。
何回も往復して、撮影を楽しみました。
列車は大都市・旭川に到着。
奥のホームに789系特急ライラックが停車していました。
789系も好きな車両です。特急スーパー白鳥時代にはお世話になりました。
岩見沢に到着。
ここで、先行の特急列車が鹿と衝突したため、宗谷は岩見沢で抑止となりました。
当時のメモによると、岩見沢に30分ほど停車していた模様。
実は、宗谷も咲来~天塩川温泉で鹿と衝突したため、すでに12分遅れて岩見沢に到着していました。
北海道の列車は鹿との衝突が絶えず、結構な頻度で遅れが生じます。
岩見沢で時間ができたため、再び増結車両を撮影に行きました。
そして約40分ほど遅れて、札幌に到着。
最北の地から、まずは北海道最大の都市に移動してきました。
また連結面を見に行きました。
よく見ると、中間車には窓とライトを埋めたあとのようなものがあります。
これは簡易運転台が取り付けられていた跡で、もう使用することがなくなったため塞がれてしまったものです。
簡易運転台設置時代も見てみたかったですね。
車両基地へ帰る宗谷を見送って、初日の行程は終了です。
札幌駅近くの東横インに宿泊しました。