また北海道から線路が消える。

 

 あんまりこういう話題は出てほしくないんだけど、コロナ禍による旅客減少でJR北海道もシンドイ。

 前々から進めていた議論を再開しただけ。って感じがします。

 

 留萌本線留萌~増毛を廃線した時から、留萌市はもう全部廃線でもいいよ。JRに負担金払ってまで線路維持する気はないよという意思表示してました。

 

 早ければ来春で石狩沼田~留萌で廃止という結論になりました。

 

 留萌市内の高校に通う市外からの生徒は、増毛町や小平町など鉄道沿線の町以外からがほとんどで影響が少ないためのもの。

 また増毛まで線路があれば、乗り換えなどで留萌市内を散歩したり観光する人がいるけど、留萌が終点ならわざわざ鉄道で来る人は少ないから線路不要となったようです。

 車社会北海道での鉄路の弱さです。

 

 ただ、沼田町や秩父別町は事情が違うのに一緒のテーブルで廃線論議するのは、かなり野蛮な感じがします。

 両町からは深川市への通学生が多くいます。通勤・通院する人もいます。

 生活圏としては、距離が近い遠いというより、留萌管内じゃなく空知管内という両町には深川市への足を奪われることは痛い。

 深川市を含めてこれからの抵抗は見ものです。

 

 という言い方すると野次馬みたいですが、今まで出ている廃線論議に対する抵抗勢力は政党が絡む団体主導でした。

 深川~石狩沼田の存続は地元自治体及び住民が主導。

 

 毎回ダイヤ改正になると廃駅・廃線の話題しかない北海道。

 掛け声だけで線路を守れない北海道。

 残りわずかになった北海道の線路。

 

 成功例がありません。

 1つくらい「守ったぞ!」という線路があってもいいでしょう。という意味での注目しています。

 

 根室本線富良野~新得の廃線に反対する団体が、富良野~東鹿越に団体臨時列車を走らせた。

 東鹿越~落合・幾寅に貸切バスで訪問。

 途中おやつタイムでメロンなどを食べた。

 このツアー参加費1万以上です。

 ホントに守ろうという意識あるんでしょうか。

 

 時刻表に乗ってるいつもの列車で同じコースをたどると、日曜日でしたから旭川から道北1日さんぽきっぷで3000円以内で行けます。

 

 この団体臨時列車の参加者は満員の大盛況でしたが、JRへの支払いが根室本線に算入されるか本社に算入で札幌圏に入るかの問い合わせには半月ほど経過しますが返事がありません。

 シカトされています。そりゃ一般人にいちいち応える義務はありませんし、もしかすると問い合わせの意味すらわかってないのかもしれません。

 

 既成事実の積み重ねで「活動してまっせ」という公報活動にに水をさす厄介者扱いされたかも。

 アリバイ工作に忙しい団体なんだと思います。

 

 そんな連中より、地元の声で廃線阻止の成功例を、留萌本線沿線で魅せてほしい。

 テツの儚い願いであります。