今回の『駅【簡易版】』コーナーは、
北海道西部、後志総合振興局所在地である倶知安町の中心駅で、かつては胆振線が分岐していた駅、そして将来は北海道新幹線の駅が設置される予定の難読駅、
倶知安駅 (くっちゃんえき。Kutchan Station) です。
尚、写真は2015年撮影で、やや古いです。現在は北海道新幹線駅の建設によりホームが移設されるなどに変化が生じています。
また、駅の外に出ていませんので改札内の写真のみになります。ご了承下さい。
そして、北海道新幹線延伸開業と引き換えに長万部~小樽が廃止される予定ですが、廃止が前倒しとなる可能性がありますのでご訪問はお早めに。
駅名
倶知安駅 (S 23)
所在地
北海道虻田郡倶知安町
乗車可能路線
JR北海道:函館本線
(※) 北海道新幹線の札幌延伸時またはそれ以前に長万部~小樽間は廃止される予定。
隣の駅
函館方……比羅夫駅
旭川方……小沢駅
訪問・撮影時
2015年5月
倶知安駅の駅舎は駅東側にあり、国鉄時代に建設された鉄筋コンクリート造2階建ての立派な駅舎を有しています。
北海道新幹線駅新設に関連して解体される可能性が高いと思われます。
改札口は1階にあります。『Kitaka』のエリア外です。
駅前広場があります。
駅舎がある駅東側は倶知安町の中心市街地で、倶知安町役場と後志総合振興局合同庁舎があります。
西側は郊外で、旭ヶ丘スキー場があります。
駅名標です。丸太風の枠が使用されています。
JR北海道の標準デザインです。駅ナンバリングは「S 23」です。
こちらは上屋下の建植式駅名標です。
名所案内の左には「むかい鐘」があります。
倶知安駅は島式ホーム1面2線で、構内は広いです。
2003年時点においてホーム上に立食いそば店がありましたが、2015年の時点では建屋すらありませんでした。
写真は函館方を望む。
ちなみに2021年10月、北海道新幹線駅建設に伴い、ホームが西側へ移転しました。
こちらは旭川方を望む。
広い構内の面影が残っています。
しかし、多数あった側線はほぼ撤去され、2015年の時点で駅舎側に側線が1本あるのみです。
尚、広い構内西側には転車台が残っています。
西側の旭川方(北側)には車庫と保線基地がありましたが、今はどうなっていますでしょうか?
また、用地があるため、北海道新幹線駅の建設は比較的容易と思われます。
こちらはホームより西を望む。
西南西にはニセコアンヌプリを望めます。
函館方を望む。
左前方には羊蹄山が見えます。
この先、リゾート地として有名なニセコなどを通って長万部を目指します。
北海道新幹線の札幌延伸後は、起点駅の函館駅までJRから経営分離される予定ですが、廃止される可能性もあります(2021年9月時点)。
『青春18きっぷ』で「山線」区間を旅行できるのもあと数年です。
旭川方を望む。広い構内です。
この先、山間部を北上し、ニッカウヰスキーで有名な余市からは日本海(石狩湾)沿いを東へ進み、小樽や札幌を目指します。
あとがき
下車(乗車)時・・・2003年、2015年 (いずれも改札は出ていません)
鉄路のみで
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復不可
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復不可
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり
飲食チェーン店・・・なし
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、函館本線山線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は倶知安駅でも途中下車されてみて下さい!
前述しましたが、倶知安駅を含む長万部~小樽間は廃止される予定なので、早めのご乗車(乗り鉄)・駅訪問を強くお勧めいたします。
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)