国鉄バス 名金急行線~3 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

国鉄バス名金急行線の3回目で、今回は昨日のエントリでご紹介いたしました券よりも少々古い券となります。

 

昭和37年~39年に「金白北線」時代の「○自」金沢駅で発行されました、15円区間の矢印式乗車券です。

 

 

 

 

右側の着駅は全て異なりますが、左側の着駅は全て「北安江」となっています。

 

右側の着駅は上段が「金白北線」、下段が「医王山線」の駅で、同じ金額の矢印式乗車券が3種類は設備されていたものと思われますが、「北安江」であれば3種類のどの券でも発売が可能だった事になります。右側の着駅のうち、上段の券の「東金沢駅口」は現在は「小坂」、中段の券の「小坂神社前」は現在は「山の上」に改称され、下段の「医王山線」の着駅は昭和62年4月1日に「西日本旅客鉄道バス」となった際に「北陸鉄道」の運行となり、現在はJRバスは運行されておりません。

 

 

 

 

 

蛇足ですが、上記の画像で最下段の「北安江←[金沢]→春日町 如来寺前」の矢印式乗車券のバリエーションです。

 

昭和40年8月に発行された券です。

 

 

「如来寺前」が2行書きから、ポイントの小さい活字を用いた1行書きに変わっています。

 

 

 

 

 

昭和42年9月に発行された券です。

 

 

運賃が「15円」から「20円」に改訂され、「如来寺前」が特活に変わっています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

昨日のエントリでご紹介いたしました牧戸駅発行の券と同じで、「通用発売当日限リ」、「下車前途無効」となります。