福岡に居る今からしても、三江線は思い出深い路線だった。

風光明媚な森林の中を江の川に沿ってゆっくりと進む、ローカル鉄道の

魅力がたっぷり詰まった路線。これが三江線。

しかしながら、過疎・限界集落という沿線の衰退も鉄道に影響し、遂に惜し

まれながら廃止されてしまった。

 

キハ10系やキハ55系を連ねた6両編成の列車が、キハ45系の2両となり、

キハ47や58の混成2両となり、末期にはキハ120形単行という、路線衰退

を列車編成自体が表していた。

 

 

浜原駅で佇むキハ120。一部列車の折り返し駅だが、隣の粕淵駅周辺の方が

栄えていたりする。

 

この浜原を境に、三次へ向けて高規格路線となっているが、活かされている

とは言い難かった。

 

近隣の浜原ダムが、その威容を見せつける。

 

江の川に在るダムだけにド迫力。静かな川の流れに突然現れる。

 

緑の中を西日を浴びながらゆっくりと行く、キハ120。

 

石見神楽とのコラボレーション?三江線活性化プロジェクト。

ああ、邑南町が「サクラクエスト」だったら・・・。

 

なんと三江線利用に対して、補助が受けられていた。

  

石見みえさん。みんな大好き。好きだー!!

 

川戸駅、ここを一応の玄関とする矢上町は住民が聡明で、極めて合理的

かつ先進的な街づくりをしている。

  

以前は対面式ホームだったものの、行き違い設備が撤去されている。

 

江津本町駅。

町中の「秘境駅」として一部マニアの間で注目された。

 

この江津本町駅こそが、三江線の衰退を現したものだったと考えている。

列車が来ても、乗る人も降りる人も見当たらない。

駅周辺は比較的栄えている。

 

この少ない列車だが、三次まで乗り通すのは命の洗濯になる。

 

江津本町駅から江の川を眺める。河口付近は山陰有数の工業地帯である。

 

この眺め。車窓としてもう楽しめないのは寂しい限り。

 

江津本町駅手前には橋梁あり、トンネルありという、町中駅としてはアップ

ダウンがある。前照灯を輝かせて列車が入って来た。

 

いつかの夏の三江線を切り取ってみました。いまから廃線後を追ってもきっと

楽しい。

 

川本町、江の川沿いにある「コインレストランかわもと」

  

「自販機うどん」の聖地として名を連ねている。

 

ここでは取り上げないが、天空の駅「宇津井」では、いまもトロッコを運転

していて、三江線の歴史を守っている。

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