東京メトロ02系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


「東京メトロの代表的路線は?」と聞かれると少し頭をかかえてしまうのもまた事実。混雑の東西線、最古にして渋谷の高架を走る銀座線、多少の遅延は日常茶飯事副都心線・・。そんな中で、日本中から人が集まる東京では、鉄道利用であればこの路線にお世話になった方も多いはず、ラインマークがマリオのマークに見える丸の内線で、そこで活躍するのが02系でございます。銀座線での01系がかなり好評だったことから丸の内線でも導入が開始され、現在は02系で統一されています。01系・03系の置き換えが発表されたのを尻目にリニューアル工事が施された編成も存在しており、東京メトロで最後まで残る0X系シリーズとなりそうな予感がします。


車内です。現在の車両と比べると機能性としてはやや見劣りをするかもしれませんが、パッと見お金かかってるなぁと思わされます。


ドアです。LED表示機は千鳥配置となっております。オフホワイトの化粧板は、暗い地下鉄においても明るく見えるようになっております。

 

その向かい側のドアは点灯マップ式の路線図が設置されています。銀座線ではじめて設置されたもので、案外評判がよかったので引き続き設置されたのでしょうね。とは言え、新駅や新路線が開業すると対応が出来ないことや、何よりLCDディスプレイでこれ以上の情報提供が出来るようになったことがありますね。


車端部です。一般座席と優先座席の2枚を一緒にどうぞ。妻面の窓は片側のみという構造ですが、これは冷房装置が関係しております。配管と機器を通しているために壁とせざるを得なかったようです。


車椅子スペースを有する車端部です。仕切り扉は窓が小さいタイプです。まだまだ時代を感じますね。


最前面です。3枚の仕切り窓に手すりが入っているお馴染みの構成です。これ、今の今までほとんど変わっていない構成なんですよねぇ(^^;; このシーンだけ時代が止まっています。


天井です。今でこそ地下鉄に冷房がついているのは当たり前ですが、当時は冷房が付いているだけでもありがたかったことでしょう。混雑を考慮し枕木方向にも吊革が渡されていること、照明はカバー無しの蛍光灯、この辺りは首都圏の標準装備です。


窓です。FRPによるユニット窓となっています。一部地上区間(というか谷底)を走る路線ながら、日除けはありません。あれ、明順応が追い付かないので地味に嫌がらせですよね(笑)


座席です。ポールが2本入り、座席下はヒーターで埋まっています。バケットタイプでドア間は8人掛け、袖仕切りは0X系シリーズではよく見かける肘掛となる板と荷棚とが直接繋がった他に類を見ない、でも東京メトロ(営団)では定番のパーツだと思います。


車端部は5人掛けです。座り心地は、バケット形状はあまり強くなくて良いものの、クッション性があるとは言えません。背ズリは特に薄く感じました。とはいえ、短距離乗車では全く問題ありません。まさか池袋-新宿間を遠回りして乗車する人もそういまい(笑)


優先座席です。一般座席とは対照的に青いモケットを使っています。妻面には機器スペースがあるので、肘を逃がすことも出来ます。


最後にフリースペースです。かつては車椅子スペースとして作られました。時代の流れですね。付帯設備は握り棒と非常通話装置となっています。

 

さて、丸ノ内線では方南町支線や分岐線などと言われる支線があり、その間を往復する3両編成の80番台がいます。元々他線のお古が回されるばかりだった支線のサービスアップのために導入された車両ですが、車内をご覧いただいて分かる通り、多少の手抜きが見て取れます(^^;; 

 

特に座席にその様子が顕著に表れています。袖仕切りはパイプが2本はいったものに先祖返りしています。座席の座り心地自体は本線の6両編成と変わらず、バケットタイプのロングシートでドア間は8人掛け、3+5の人数分で座席が分割され、また3+2+3の配置で握り棒が入ります。

 

優先座席は青色のモケットで握り棒が1本入ります。このグループも、丸ノ内線の減便による6両編成充当により引退となるようです。地道に短区間を行ったり来たりする車生、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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