全6回でお伝えしている、JR北海道の「花たび そうや」の乗車記です。

 その①では、車両について、

 その②では、稚内駅→豊富駅の様子を、

 その③では、豊富駅→天塩中川駅の様子を、

 その④では、佐久駅→名寄駅の様子を、

今回その⑤では、士別駅~和寒駅の様子をご紹介します。

 

感動の士別駅

8分停車の士別(しべつ)駅に降り立つと、何やら大規模な歓迎セレモニーの予感。

まるで、志国土佐 時代の夜明けのものがたりの「須崎19分劇場」のようです👏

 

ホームには、士別翔雲高校吹奏楽部の皆さんと士別市のゆるキャラ「さほっち」。

顔だけ見て黒毛和牛かと思ったら、実はサフォーク種の羊とのこと😂

 
 
それはそうと、乗客が集まりはじめたところで演奏開始🎷
 
「北の~酒場どお~りには~♪」と細川たかしさんの名曲「北酒場」をオーケストラで演奏してくださいました。
駅ホームでオーケストラ、かなりいいですね🤗
 
もうひとつ、士別翔雲高校と地元がコラボして製造された、天サイダー(200円)が売られているということで、こちらも購入。
 
 
塩川の水と、士別市の甜菜(てんさい)で作られたサイダーということで、ユーモラスなネーミングになっています😃
 
 
高校生のおもてなしに感動がおさまらないまま、盛大なお見送りを受けて、士別駅を後にします。
 
 
士別祥雲高校の皆さん、本当にありがとうございました。
 

お花が美しい剣淵駅

士別駅の次は、剣淵(けんぶち)でも8分間停車。
 
 
ゆるキャラにもそろそろ飽きてきましたが、アルパカをモデルにした「プッチーナ」がお出迎え😅
 
 
ホームの隅にある花壇ではルピナスの花がきれいに咲いていました💠
 
ホーム長の関係で最後尾の車両が、列車がホームからはみ出して停車していることもあって、列車と絡めて写真を撮ることができました📷️
 
 
「花たび そうや」とお花を絡めるなら、ここがベストスポットかもしれません。
 
剣淵駅の両隣には、北剣淵駅東六線駅がありましたが、どちらも2021年春に廃止されてしまいました😭
 
 
駅前に自転車があるということは、地域の足として利用されているのでしょう。
(もしかして、お見送りの方々のものだったりして😂)

 

わっ寒っ?和寒駅

剣淵駅のお隣、和寒(わっさむ)でも9分間停車。
寒いイメージがありますが、この日は稚内よりは暖かかったです。

2020年には-38.9℃を観測したそうですが、その寒さが想像できません❄️
 
 
跨線橋の入口にはカーテンが付いていました。

最初は跨線橋を渡らせないようにしているのかと思いましたが、お話を伺うと地吹雪を避けるためのものとのことでした。
本当の過酷さは、厳冬期の和寒にも来ないとわからないのでしょう🙄
 
反対側のホームから列車を撮影しました。
 
 
時間があったので、駅舎も見学。
 
 
せっかくなので、珍しい「増1号車」のプレートも📷️
 
 
和寒駅の次は、三浦綾子さんの小説「塩狩峠」で知られる、塩狩(しおかり)です。
 
ここで、乗客全員に「三浦綾子 文学で味わう宗谷の旅」という本が配られました📕
 
 
列車は、宗谷本線の難所「塩狩峠」にさしかかります😚
 
続きは、最終回その⑥で。