大学病院電停から2つ進み、平和公園電停で下車。
原爆爆心地の跡地に整備された、平和公園へ向かいます。
ここが爆心地。いわゆるグラウンド・ゼロです。
原爆が投下された時刻『1945年8月9日11時02分』と刻まれた像。
そしてすぐ脇を流れる川には、被爆当時の地層が残っていました。
先ほどの一本柱鳥居もそうですが、悲惨な出来事を後世に伝える意味でも、大切な展示だと思います。
少し歩いた先にある、平和の泉と平和祈念像も撮影。
2018年に訪れた広島と併せ、世界にたった2つしかない被爆都市の爆心地を、実際に訪問することができました。ありきたりな言葉しか思い浮かびませんが、戦争というのは本当に恐ろしいもの、ただただそう思います。現在進行形で行われているロシア軍のウクライナ侵攻、何とか早く収束していただきたい・・・ そう思うばかりです。
心の中で平和への願いを新たにした後、もう少し足を延ばして、今度は浦上天主堂へ向かいます。
長崎特有の入り組んだ道で、地図を頼りに歩いたものの少々迷ってしまいましたが、何とか無事辿り着くことができました。
ここは見学だけにとどめ、外観を撮影します。
そして第264代ローマ教皇ヨハネパウロ2世の銅像にご挨拶。
敷地内には、原爆遺跡である旧鐘楼もありました。
投下から77年が経った今でも、その爪痕がいろいろなところに残っているようです。
平和について深く考えさせられる地をあとにし、大橋電停まで歩いて向かいます。
ここから赤迫方面への列車に乗り、住吉電停で下車。
歩いて終点赤迫電停へ向かいます。
電停の手前では、珍しい路面電車の渋滞が発生中。
基本的に長崎の路面電車はどの系統も混んでおり、運行本数も多くなっています。坂の街であること、料金が安いことなどいくつか理由があるかと思いますが、いち鉄道ファンとして、素直に喜ばしいことだなと思います。
赤迫電停からは一気に長崎駅前電停へ。
デッキから見下ろすと、大都会のような光景が広がっていました。
ここをクルマで走る自信は・・・ ちょっとないかな。
そしてこちらはJR長崎駅。
9月の新幹線開業を控え、駅前は絶賛工事中でした。
そして今夜のホテルはこちら。
ほぼ駅直結といっていい『JR九州ホテル長崎』です。指定された部屋で旅装を解き、しばし休憩。部屋の写真はないですが、室内は広くゆっくり休めそうです。小一時間ほど適当に時間を潰し、夕食のため外出。昼食は皿うどんということで、夜はトルコライスと決めていました。長崎一番の名物というべきちゃんぽんは、明日の昼にしようと考えています。
目星をつけた店まで、路面電車で移動します。こういう時、フリーきっぷは大活躍しますね。
繁華街の入口に位置する観光通り電停で下車し、歩いて『ビストロボルドー』というお店に向かいます。
・・・が残念ながら店の前には『休業』の案内が。まぁ平日の夜なので、そういったことも織り込み済みです。すぐ近くにある第2候補の『ツル茶ん』へと行先変更。
ありがたいことに、こちらは営業中でした。
創業はなんと1925年(大正14年)。一説によると九州最古の喫茶店ともいわれているようです。
そして店の脇にはこんな石碑が。
そこには中華民国を建国した孫文の名前がありました。教科書に出てくる偉人の遺構が街中に普通にある長崎、本当にスゴイなと思います。
ツル茶んではトルコライスと名物のミルクセーキをいただき、じゅうぶんに満足。満腹になりました。
その後はホテルへと戻り、適当にくつろいでいるといつの間にか寝落ち・・・ さすがに疲れたようです。
明日も夕方の出発まで、いろいろと計画を考えています。天気はおそらく心配無用。一日しっかり長崎観光を満喫しようと思います。