南越谷駅【埼玉県】(武蔵野線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県越谷市南部に広がる市街地に位置する武蔵野線の駅で、東武スカイツリーラインの新越谷駅に隣接している事から乗換客が多く、ホームが手狭な事もあり常に混雑している印象がある、
南越谷駅 (みなみこしがやえき。Minami-Koshigaya Station) です。
 
尚、隣接する東武線・新越谷駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名  
南越谷駅 (JM 22)     
 
所在地  
埼玉県越谷市  
 
乗車可能路線  
JR東日本:武蔵野線       
 
隣の駅   
西船橋方………越谷レイクタウン駅  
府中本町方……東川口駅  
 
乗換可能駅  
東武鉄道:伊勢崎線【愛称:東武スカイツリーライン】……新越谷駅まで徒歩5分    
  
訪問・撮影時  
2020年6月、9月  
 
 

 

南越谷駅は高架駅で、高架下1階西寄りに駅舎・改札口があります。
駅舎西側の南と西と北に出入口があり、西側には南北自由通路があります。出入口に段差はありません。
 
写真は南口です。上写真は駅前広場南側より、下写真は出入口前より、いずれも北を望む。
南口と左側にある東武スカイツリーライン・新越谷駅東口の間は大屋根に覆われていて、雨に濡れずに乗換が可能です。
出入口の南側には新越谷駅と共用の駅前広場が整備されていて、ロータリーにはバスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
尚、南越谷駅は1973年開業で、翌1974年に東武の新越谷駅が開業しています。
 
 

また、南口出入口の右側には「南越谷阿波踊り」のイラストが飾られています。
Wikipediaによると、
『南越谷阿波踊りは、埼玉県越谷市南越谷で毎年8月下旬に行われる阿波踊りである。「徳島市阿波おどり」「東京高円寺阿波おどり」とともに日本三大阿波踊りに、「東京高円寺阿波おどり」「神奈川大和阿波おどり」とともに関東三大阿波踊りに、数えられる事もある』
との事です。
南口駅前などで毎年実施されていますが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
 
 

南口駅前です。南を望む。後方に南口があり、右手に東武線・新越谷駅東口があります。
元来は水田が広がっていましたが、南越谷駅と新越谷駅の開業後は徐々に発展し、現在は駅前が市街地化されました。
ロータリー周りをはじめ、南側や東側にかけてビルが建ち並んでおり、多数の商店が立地しています。
また、新越谷駅西側も駅前はそれなりに発展しています。
駅から離れると住宅街が広がっています。一戸建て住宅も多く見られます。
 
 

こちらは北口です。東を望む。
正面と右前方に出入口があります。右側には南北自由通路が延びており、南口に通じています。
北口にもロータリーを有する駅前広場が整備されています。タクシー乗り場はありますが、バス停留所はありません。
 
 

北口駅前です。北を望む。後方に北口があります。
左側に見える高架橋は東武スカイツリーラインで、武蔵野線を跨ぐため結構な高度になっています。
駅北側は住宅街が広がっていますが、駅近くには商店が一定数ありますが、飲食店や居酒屋の割合が高いです。
約300m北の東武線沿いには獨協医科大学埼玉医療センター(旧・獨協医科大学越谷病院)があります。
そして、約600m東の武蔵野線沿いには越谷貨物ターミナル駅があります。
 
 

 

高架下1階にある改札口です。東を望む。
右手に南口が、左後方に北口があり、後方には南北自由通路に面した出入口があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が数多く並んでいて、左端に幅広通路があります。自動改札機の左側にはカウンター形式の有人通路があります。
改札口の左手前にはチャージ機、自動券売機と指定席券売機があり、さらに左手前の北口側には『みどりの窓口』があります。
また、乗降客が多い駅であり、終日にわたり駅員が配置されているため、乗車駅証明書発行機は設置されていません。
改札内には自動精算機があります。チャージ機、自動券売機と自動精算機はICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは1階改札内コンコースにあります。
そして2階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。但し、階段とESは中2階踊り場を経由します。中2階にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」と、JR東日本系のそば店「いろり庵きらく」があります。
尚、駅構内改札外と各ホームに売店・コンビニはありません。最寄りの改札外コンビニは北口西側の武蔵野線高架下にある「ファミリーマート」です。
 
また、2021年3月には非常時などの混雑緩和のため、南口出入口の東側にICカード専用出口が設置されました(各写真の右前方)。
 
 

上り1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の標準デザインで、横長のタイプです。
矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオンが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 22)。
 
 

南越谷駅は相対式ホーム2面2線の高架構造(ホームは2階)で、東西方向にホームが延びています。
右ホーム(南)が1番線で上り南浦和・府中本町方面、左ホーム(北)が2番線で下り西船橋方面・東京方面・南船橋方面です。
ホーム有効長は8両分で、2020年9月時点においてホームドアは未設置でした。ホーム幅は手前の府中本町方が広く、奥の西船橋方が狭くなっています。
上屋は各ホームとも全8両分に設置されています。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機が設置されています。待合室はありません。
そして、各ホームの府中本町方(手前側)には1階改札口とを結ぶ階段・上下方向ES・EVが設置されていますが、これらの昇降設備が府中本町方に偏って設置されているため、必然的にホームの府中本町方が混雑する傾向にあります。特にラッシュ時はホーム府中本町方の混雑が激しくなりますので、通行の際は要注意です。
  
ちなみに発車メロディーは、
1番線…スプリングボックス
2番線…メロディー
ですが、夏期に限り「南越谷阿波踊り」にちなんで阿波踊りの囃子の一つである「ぞめき」をアレンジしたものに変更しています(Wikipediaより。但し、2020年と2021年は「南越谷阿波踊り」が開催されなかったため、メロディが変更されませんでした)。
  
写真は1番線より西船橋方を望む。
 
 

 

1番線より西船橋方を望む。左前方には越谷貨物ターミナル駅が見えます。
この先、高架橋で市街地を東へ走りますが、すぐに盛土高架に変わると左手に越谷貨物ターミナル駅を見て走るようになります。右側の風景は住宅街に変わります。その後は左手に流通団地を、右手に田園が混在した住宅地を見て引き続き東へ走り、やがて新興住宅地の中を走るようになると2008年に開業した新駅である越谷レイクタウン駅へと至ります。
 
 

1番線より府中本町方を望む。
すぐ前方で東武スカイツリーラインの新越谷駅をアンダークロスします。立体交差の左側に新越谷駅ビルが、右側の東武線高架下に商業施設「新越谷ヴァリエ」の北館(?)があります。
この先、高架区間のまま住宅街の中を西へ走りますが、やがて築堤高架区間に変わると田園が多く見られるようになり、ローカルじみた風景の中を走るようになります。そして綾瀬川を渡ると川口市に入り、住宅街の中を引き続き盛土高架区間で西へ走ります。最後は左へカーブして、進路を西南西寄りに変えると東川口駅へと至ります。埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線との乗換駅です。
 
 
あとがき  
私が南越谷駅で下車(乗車)したのは2012年、2020年2回、計3度です。いずれも武蔵野線と東武スカイツリーラインの乗換で利用しました。2012年は武蔵野南線経由の臨時快速「ホリデー快速鎌倉」に乗るため、始発駅である当駅を利用しました。そして2020年の2回は東武線との乗り換えついでに駅も観察しました。駅自体は2面2線で規模が小さいですが、乗降客がとても多いため常に混雑していて、キャパシティー不足が露呈していました。改良が繰り返されているものの追いついていないようです。駅前は市街地で、東武線の新越谷駅が隣接しているため、人通りが多く栄えていました。
 
新宿駅からですと埼京線大宮方面電車(種別不問。池袋行きor赤羽行きを除く)に乗って武蔵浦和駅まで行き、武蔵野線の西船橋方面行き電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、上野東京ラインの宇都宮線・高崎線直通電車に乗り赤羽駅で下車します。そして京浜東北線北行の大宮方面行き(行先不問)に乗り換えて南浦和駅まで行き、さらに武蔵野線の西船橋方面列車に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、改札内にコンビニがあり、駅前にも複数あります。一方、飲食店も駅前や新越谷駅構内にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南越谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、departure melody room、Google地図、Wikipedia)