JR西日本では、宇部線等で運行されている105系について、かつて施されていた白地に青色と赤色のラインが入ったカラーリングの車両を復活させることを発表しました。

懐かしの 105 系カラーが復活!出発セレモニーを開催いたします|JR西日本
懐かしの105系カラーが復活!出発セレモニーを開催します|宇部市公式ウェブサイト

概要は以下のとおりです。

【復刻カラーリング対象車両】
105系2両1編成
K-02編成(クモハ105-14、クハ104-14)

【運行期間】
2022年7月9日(土)から当分の間

【運転線区】
宇部線、小野田線、山陽本線(下関〜新山口間)

【出発セレモニー】
2022年7月9日(土) 11:10〜11:35
宇部新川駅3番線で開催

【塗装イメージ】
jrw-ubeline-105
(上記発表資料(https://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/kouhou/kishahappyou/1008059/1016003/1016644.html)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



国鉄105系電車は、福塩線や宇部線、小野田線、奈良線や和歌山線、桜井線等に投入された、地方ローカル線向けに新造・改造投入された電車でした。

民営化後に多くの車両がJR西日本に継承され上後も、多くはこれらの線区で活躍してきましたが、後継車両の投入によりその数を徐々に減らしてきており、現在では近畿地方では置き換えが完了、そして広島エリアでも可部線・呉線からは撤退しており、現在では岡山・備後エリア、山口エリアで運行されています。

この105系について、現在では黄色1色の塗装となっていますが、以前は広島・山口エリアの車両には白地に青色・赤色のラインが入った塗装が施されていました。
そのカラーリングが郵便小包の「ゆうパック」に似ていたことから、「ゆうパックカラー」とも称されていたことも、記憶に新しいところではないかと思います。

またこの「ゆうパックカラー」ですが、広島県竹原市を舞台としたアニメ「たまゆら」でも作中で頻繁に登場していたことから、こちらのアニメでも見覚えのある方も多いのではないか、とも思われます。


今回、この通称「ゆうパックカラー」の105系が、1編成ではありますが復活することとなりますが、運行開始日(7月9日(土))の全日、7月8日(金)からは「まちじゅうエヴァンゲリオン第2弾」が始まり、JR宇部線、JR小野田線を舞台としたスマホスタンプラリーなどのイベントが開催されるとのことですので、「エヴァンゲリオン」ファンの方々からも、この懐かしのカラーに注目されるのではないか、とも思われます。

もっとも、現在の105系は呉線での営業運転は行われていないことから、「たまゆら」劇中でのシーン再現、とまではいきませんが、仮にイベント等での呉線運行があれば、このブログでも大いに取り上げたいな、と感じたニュースでありました。




【関連ブログ】
Msykの業務(鉄道)日誌:白に赤青な105系が復活!

【JR西日本】「ゆうパック色」の105系、復活へ - 鉄道プレス




【関連ニュースサイト】
105系 広島色復刻塗装編成 運転(2022年7月9日〜) - 鉄道コム

JR西日本105系、宇部線などで親しまれたカラー復活 - 7/9から運行 | マイナビニュース

7月9日 JR西日本,懐かしの105系カラー復活を記念した出発セレモニーを宇部新川駅で実施|鉄道イベント|2022年7月3日掲載|鉄道ファン・railf.jp

105系K-02編成が往年のカラーに|鉄道ニュース|2022年7月7日掲載|鉄道ファン・railf.jp

「白地に青と赤のライン」の105系、5年ぶりに復活! 運行路線は? | 乗りものニュース



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