番外 休止から1年、現在もバス停がある所も見られます、西鉄バス大牟田福岡空港~荒尾線休止後の現状 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 西鉄バス大牟田が運行しておりました、荒尾・大牟田~福岡空港線が運行を休止しましてから、7月31日で間もなく1年になろうとしております。

 

 この荒尾・大牟田~福岡空港線とは、熊本県の最北端でもあります荒尾市から、福岡県最南端の都市で、工業都市でもあります大牟田市を経まして、福岡空港まで運行されていたものでありまして、10往復但し「新型コロナウイルス」による運休があったため末期は6往復)で運行されておりました。

 

 そんなこの路線ではありますが、最近は「新型コロナウイルス」によります需要減や、それとともに利用者が低迷していた事もありまして、結果収支も見込めないという事から、令和3年7月31日の運行をもって休止となっております。

 

 私自身も、休止の報を聞いた時は正直驚いたほどでしたし、実際に休止前に利用しておりましたが利用者はそうおらず、そう思いますとこの「コロナ禍」である事を思えばこの休止もやむ無しではなかったかと思っております。

 

 

 ここで、休止前時点の専用車5台をご紹介します。専用車は西日本車体(西工)B高架装日産デイーゼルスペースランナーRA(PKG-RA274TAN)が3台、そして幕式でもあります日野セレガ(LKG-RU1ESBA)が2台の計5台が所有しておりましたが、これら車は現在は他のグループ会社・営業所に転属しております(5台中4台が西鉄バス北九州行橋車庫所属です)。

 

 (6111)~現在は西鉄バス北九州行橋車庫所属

 

 (6112)~現在は西鉄バス北九州行橋車庫所属

 

 (6113)~現在は西鉄バス筑豊直方支社所属

 

 (7613)~現在は西鉄バス北九州行橋車庫所属

 

 (7614)~現在は西鉄バス北九州行橋車庫所属

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、この路線の福岡県大牟田市・熊本県荒尾市の発着・経由地であった所の現状に関しまして、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この路線は、現在も休止扱いとなっている事もありまして、停車しなくなったバス停でも現在も残されておりまして、今後復活もあり得るのではないか?と言った姿が見られております。やはり西鉄バス大牟田にとりましては自社路線でもありますので、正直失いたくないと言う思いもあるのではないかと思われますが、それでも高速路線バスが運行されていないと言うのは残念な所でもあります。

 

 

 では、現状をご紹介してまいります。まずは大牟田駅前バス停であります。

 

 大牟田駅前バス停は、令和3年4月より国道沿い大牟田市役所前にありました高速バス専用バス停から、上の画像の一般路線バスも停車する所に乗場が変わっておりまして、運行休止までは上の画像の場所に停車しておりました。しかし、停車しなくなりましてからはその下の画像のように屋根も撤去されておりまして、かつての名残も「バス停あり」の部分で残るのみとなっております。

 

 (令和3年7月撮影)

 

 (今回訪問時)~「バス停あり」も残ります

 

 現在は、上の画像にありますように貼り紙もありまして、休止となっている事を伺わせております。こちらに関しましては一般路線バスも停車を行っておりますので、動きは貼り紙でしか見られませんが、それでも昨年7月まで存在していた事がわかる姿は見られている事がわかるのではないでしょうか。

 

 

 次は、荒尾駅前バス停であります。荒尾駅前バス停は平成26年12月から停車を行っていたバス停でありまして、それ以前は荒尾駅の西側にありました荒尾バス停、さらにそれ以前はその荒尾バス停の所にありました荒尾営業所バス停(現在はドラッグストアとなっています)発着で運行されておりました。

 

 (JR荒尾駅)

 

 (荒尾駅バス乗場)

 

 荒尾駅バス乗場では、最も北側の3番ホームにバス停が存在しておりまして、現在もバス停は残されております。しかし、ご紹介しておりますように路線は休止となっておりますので時刻表は見られず、貼り紙のみが見られるのみとなっております。それでも、このように乗場が見られる所からも運行しているのでは?とも思わせる姿が現在も見られております。

 

 (現在も見られる福岡空港行きバス乗場)

 

 

 次は、荒尾バスセンターであります。荒尾バスセンターは、かつての旧荒尾市交通部(荒尾市営バス)が設けておりましたバスセンターでありまして、「あらおシティモール」の隣に設けられております。現在は荒尾市営バスから継承されました産交バスが主に停車を行っておりますが、この路線もグリーンランド(ホテルヴェルデ)延長になりました平成15年より停車を行っておりました。

 

 その東側に、バス停を表す表示がないバス停がありますが、そこがこの路線のバス停でした。実際に、運行休止から1年近く経ちました今でも画像のように撤去されずに現在も残されておりまして、復活もあるのではないかと思わせる姿を見る事ができております。

 

 それでも、休止の貼り紙が見られておりまして、この路線が休止である事を伺わせておりますが、それでも停車地と運賃表が残されてもいまして、ここから福岡空港までで1850円で行く事ができておりました。本当に、あと時刻表がありますと現在も運行されているのでは?と思わせるような姿が見られている事もわかるのではないでしょうか。

 

 (停車地と運賃表)

 

 

 そして、始終着地でありましたホテルヴェルデ前バス停です。

 

 ホテルヴェルデ前バス停は、その名の通り、以下画像のグリーンランドにも隣接しますホテルヴェルデの前にバス停が設けられておりまして、現在も後述のように大牟田駅方面へ路線バスが運行されております。それにしてもホテルにしては形がおかしいのがユニークでいいのではないでしょうか。

 

 そのバス停です。上の画像にありますように次のバス停に「高速 新大牟田駅(最初の降車地)」の表示がありまして、この姿からもまだ残されている事がわかりますし、以下画像のように「福岡」の表示も見られておりまして、ここから福岡方面へ運行されていた事もわかるような姿が見られております。

 

 それでも、バス停の時刻の表示には大牟田駅方面への系統しか見る事ができず、ここで休止となっている事もわかります。しかもその下の画像にもありますように休止の貼り紙ももちろん見られておりまして、既に高速路線バスが運行されていない事がわかるような姿が見られております。

 

 (休止の貼り紙)

 

 

 この時には、グリーンランドを経由しまして大牟田駅へ向かいます西鉄バス大牟田の路線バス(5717・日産デKK-RM252GSN)の姿が見られておりまして、ここから数名の乗客が乗車して行きました。それにしても、このグリーンランド~大牟田駅方面の路線も大型ではなく中型車両も運行されている事がわかる姿でもあります。

 

 

 今回は、西鉄バス大牟田の自社路線でありました、荒尾・大牟田~福岡空港線の休止後の現状として、大牟田・荒尾地区の停車していたバス停の現状をご紹介しましたが、現在もバス停が残されている部分も見られておりまして、あくまでも廃止ではなく休止している事を伺わせております。そう思いますと、復活もあるのではないかとも思わせる姿にも見えますので、今後どうかなと思う所ではあります。現在、西鉄バス大牟田では高速路線バスは運行されておりませんが、臨時としては久留米発着で福岡方面へ運行されていますので高速車両1台が所属してはいますが、実際に残されている分、今後再びさらに復活へ向かう事を願いたい所ではあります。