ラストワン、東武350系〜2022.6.19 SL3重連ツアーの走りを追う【後】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

6月19日の続き…


さて、少しクールダウンしつつ、向かった先は日光線に入り杉戸高野台駅へ。

3月のツアー返却回送の時にも撮りに来ているが、今回もうまい具合に晴れてくれた。


…ま、暑かったですがねσ(^_^;)


色々撮りながら考えるが、前回の浅草側に比べると影の伸びがなんか気になってしまい…


結局、先客の後ろに張り、定番位置でシャッターを切る。

定番とはいえ、こちら側で撮るのは初めてだった気がするのだが。


14:42、特急と遜色ない走りで、北千住に向けて颯爽と駆け抜けていった。


…ここからはまた、その350系を追っていくことになるが。

さすがにツアー列車に追いつくことはもうできない。

そのあたりは、やはりなかなか絶妙なダイヤ設定であった。


ただ、北千住駅では、ツアー客を降ろした後は浅草方の電留線で折り返すため…

折り返して来るさまを上りホームで迎撃。

15:32入線。

そのまま通過してしまうのではと気を揉んだが、2番線に入り少々停車となった。


たびたび北千住駅では定期運行の際に撮影していたが、中線での撮影は初である。


やはり浅草行きの始発区間電車が停車中だったため、少し我慢して…


ほどなく発車したため、早足で編成撮影に後ろから前へ動く。


1800系のグループで、歴史上最後まで残ったのは、353Fになった。

300・350系は更新というよりは、日光線方面への運用に対応できるように改造された形式。

当初は1800系同様に急行運用だったのが、時の流れで特急化されたという経緯。

それにしても、トータル半世紀以上もよくここまで残ったものである。

そういう部分、JR東日本の185系と似通う部分があったのだろうか。


しかし、もはや残った4両も満身創痍である。

3月までは土休日の定期運用、それ以降は折々の団体ツアー列車でどうにか命脈を保っているが

その情勢もいつまでのことになるのであろうか。


そんなことを考えながら、また始発の浅草行きが来たのでホームを移動して…

ほどなくすると、もう発車である。


15:37。

全ての務めを終え、寝床である南栗橋車両管区に帰っていく。


そして翌週、6月25日。

350系353Fは、浅草〜会津田島間を往復するツアーに使用された。

その後は運行予定は無く、座席のヘッドカバーが取り外されたとの噂も…

ツアーではない一般向けの臨時列車の話もなく、このままひっそり消えていくのだろうか?