当記事唯一の鉄道要素

阪急烏丸四条と京都河原町は地下道でつながっています。雨が降る日などはとても便利なこの地下道を私は歩いていました。もちろん、目的は駅管です。市営地下鉄の入り口から入って、阪急の改札口付近にそれは早速姿を見せました。

この管パパ 太っちょパパ おはなし・・・しない

おそらくこれは親子の駅管ですね。一番太いのが親でしょうか。ほかにも阪急側改札口には様々な駅管が生息していました。

このうねりにもちゃんと意味がある・・・はず
”よごし”が語る管の年月

しかしこれらの配管はどうも整い過ぎ、シンプル過ぎます、この前の天王寺のあれを見てから、さっそく駅管への欲求不満が私に芽生え始めていたのです。でも、烏丸四条に会った駅管はすべて整っているわけではありませんでした。

モバイルバッテリースタンド前にて

そうそう、これくらい不揃いでないと。本当はもっと欲しい所なのですが今日は神戸遠征も控えているので早々に河原町へと向かう事にしました。

配管も歩道も河原町へ一直線

わりかし朝早くて涼しい時間という事もあって人気はありませんでした。こういう地中構造体の中を一人で歩いているとどこか心細くなります。でもその感情を楽しんでいるのも、また事実なんです。さて、河原町に近づくにつれて駅管もようやく”らしく”なってきました。

そうめん、うどん、きしめん

細い管、太い管、そして平形の管が思い思いに交差しています。これは後から気づいたことなのですが、この地下通路の配管は、みな色が白系なんですね。おかげでそれぞれの管が、そうめん、うどん、きしめんに見えてしまい、せっかく満たした腹が再び減り始めて大変でした。

そうめん
これは・・・ひやむぎ!

白系一色に統一された面白い配管が見られて既に大満足ですが、この河原町にはもっと面白いものが”祀られて”いました。それは・・・

これが烏丸のトータルさんやで

測量器具の一つ、トータルステーション。それが、なぜか自販機の上に鎮座していたのです。まるで神棚のように・・・河原町に測量の神様がいるのでしょうか。小さな機械を祀り上げるなんてSFっぽいなあと思いつつ、私は「トータルさん」へのお布施代わりに自販機で飲み物を買い、河原町から京都線に乗って神戸へと繰り出したのです。(つづく)