模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「381系しなの」になります。
この製品は、2011年8月に発売された「レジェンドシリーズ第五弾」になります。
※レジェンドシリーズ・・・KATOが満を満たして、新規開発(新設計)で開発して発売するセット。メーカーとしては自信を持って発売するものの、レアな仕様にしている場合が多く、ユーザーの欲しい時期の物と、メーカーが製品化したい物のズレがある感じで、不人気になってしまっている物が多い。(信者除く)
ただし、通常の製品化で挽回する物が大多数を占めている。また、営業サイドが強いようで、「売れない=もう出すな」となるようで、バリエーション展開や再販が出来なくなるケースが多い。
この場合、ユーザー側が「○○仕様なら売れるのに」と声を上げると、発売中止が解除されることもあるので、無理の無い範囲で声を上げたいと思う。
なおKATOさんの場合、「新規開発」で予算がかかっても値段を低めに出すため、元が取れている製品を平行再販することがあり、それを開発費に補填しているようなので、協力してあげたいと思う。
話が脱線しました。
このセットは初期の381系である「しなの」(0番台)をモチーフにしていて、その後「くろしお(国鉄色)」「スーパー・やくも(パノラマ)」「しなの(パノラマ)」「スーパー・くろしお(パノラマ)」「パノラマ・しなの(登場時)」と、人気のセットが多い。
しかしこのセットは、「貫通扉がおかしい」や「もう少し丸っこい顔じゃない?」とか、当時言われていましたが、ネット上の写真を見る限り、この「低い貫通扉顔」も少数ながら見かけたので、わざとそれを選んだ可能性はあります。
ちなみに、最後の発売された「パノラマしなの(登場時)」(左)では、ちゃんと通常顔として発売されているため、「通常製品版の国鉄時代仕様」も出しても良いんじゃ無いかなと思う。
ちなみに「通常版」と「再販」は、行っていないのが、残念だとは思う。
同感だと思った方の大半は「昭和のおじさん・おばさん認定」です。
話を戻します。
今回の交検、ほぼ室内灯がちらつくか付かない状況です。
そして3両目の動力車を線路に乗せたことから、走行テストを始めた途端「脱線」。
さらに走らせても脱線orz
おかしい、元々脱線率が高いと言われた「レジェンドセットのしなの」ですが、うちのジオラマではほとんど脱線していなかったのに・・・、なぜ?
と思ったら・・・。
え゙!?
なんと動力カバーが脱落?
これは初めてなケースです。
台車を外した状態ですが、銅板が変色してますね。
おっと、これじゃカバーが付かない。
実際に確認した所、「小指で動く」ぐらいに、ロック出来ない状態。
ぐらぐらになってますorz
しかたないので、両脇の干渉しない部分に、先日「日本海」で貼り付けに使った内装のいらない部分を貼り付け。
かさ上げしたのでなんとかロックかかるようになりました。
無事走行してますね。
動力車とクハはなんとかなってますが、中間の車両は「室内灯が不点灯」。
これでも車輪清掃やってから、線路乗せているんですけどねorz
一両、フルオーバーホール。
集電板を磨きます。
振り子の関係なのか、台車の集電部分が、折れてます。
走行距離少ないはずですが、車輪はボロボロ。
綿棒でのザラつき感が、恐ろしいほど強い・・・。
これは「黒染め車輪の経年劣化」で、塗装が浮き上がり剥がれてきている状態ですね。
こちらはピポッド軸が黒いので、それなりに走らせていますが、後日出てくる「111系」も同様な感じ。現在調査中ですが「2012年頃の製品」に集中しています。
銀車輪だと起きていないので、個人的には銀車輪の方が楽です。
今回、あえてピポッド軸は清掃しないで、とある物を使ってみます。
【田宮】SWITCH LUBRICANT
先日買ってきた、ラジコンやミニ4駆用の「接点グリス」ですね。
接点と歌っているので、通電するはずです。
集電板の外装は、エタノールで清掃済み。
ピポッド軸の部分に「接点グリス」をたっぷり入れてみます。
線路に乗せてみると・・・、そんな甘くないですねorz
周回させてどうなるかですけど。
同じ処置をしてやっと全部終了。
室内灯点灯は、「クハ」と「動力車(2M仕様)」のみでしたorz
5分ぐらい走らせたら、全車両点灯してくれました。
清掃省いてこの効果なら、使ってみて正解かもしれませんね。
長くなったので、今日はここまで。
もう一つ大事な仕様変更がありますので・・・。
以上、「381系レジェンド・しなの、田宮の接点グリスを使ってみた」でした。