豊川駅【愛知県】(飯田線。2021年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県東部の三河地方、豊川市の中心市街地東側に位置する飯田線の主要駅で、豊川市の代表駅、そして西側に隣接する名鉄豊川線の豊川稲荷駅とともに豊川稲荷への最寄駅であり、初詣時などは多くの利用客で賑わう、
豊川駅 (とよかわえき。Toyokawa Station) です。
 
  
駅名  
豊川駅 (CD 05) 
 
所在地  
愛知県豊川市   
 
乗車可能路線  
JR東海:飯田線  
 
隣の駅  
豊橋方……牛久保駅  
辰野方……三河一宮駅  
 
乗換可能駅  
名古屋鉄道:豊川線……豊川稲荷駅まで徒歩5分  
 
訪問・撮影時  
2018年7月(東口のみ)、2021年1月  
 
 

 

豊川駅は地平駅で、1996年に完成した橋上駅舎を有しています。
東西に出入口があり、いずれも階段・上りエスカレーター・エレベーターの設備を有しています。豊川駅の移動経路はバリアフリーに対応しています。
 
写真は正面口に相当する西口です。上写真は南東を、下写真は東を望む。中央に階段と上りエスカレーターの出入口があり、左奥にエレベーター出入口があります。
出入口の左側にはトイレと車いす対応トイレがあります(オストメイト設備はありません)。
また、出入口の右側には飲料自動販売機と豊橋の駅弁業者「壺屋」が運営するそば屋があります。
そして駅の右側(南隣)には名鉄豊川線の終着駅である豊川稲荷駅があり、比較的容易に乗換が可能です。
西口には名鉄豊川稲荷駅と共用の、ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

西口駅前です。北西を望む。
後方に豊川駅西口があり、左側に名鉄線の豊川稲荷駅があります。
駅前は市街地が広がっていて、商店も多いです。
右側(北)には豊川稲荷の表参道が延びています。北へ進み、突き当たりを左へ曲がってしばらく西へ進むと豊川稲荷に到達します(駅から約400m)。
 
 

 

こちらは東口です。上写真は北を、下写真は西を望む。
東口は両側に階段があり、右側に上りエスカレーターが、中央右寄りにエレベーターがあります。煙突のような構造物がエレベーターです。
中央部1階にはトイレと車いす対応トイレがあります(オストメイト設備はありません)。
東口にもロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

東口駅前です。橋上駅舎2階より南東を望む。
こちらの東口側は元々「駅裏」だったのですが、橋上駅舎化における東口開設と関連して区画整理が行われ、整然とした感じの住宅街が誕生しています。但し、駅前に商店は多くありません。
約160m南東(写真奥)には三明公園があります。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。東西自由通路より南西を望む。橋上駅舎には天窓があります。

右が西口、左が東口です。豊川駅は有人駅です。
交通系ICカード『TOICA』などに対応の自動改札機が4通路あり、右から3番目が幅広通路になっています。左端には有人通路があり、精算窓口に面しています。
尚、『TOICA』は豊橋方面でしか利用できず、飯田・辰野方面はエリア外です。注意が必要です。
改札口の左手前には『JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)』があり、さらに手前には自動券売機(ICカードのチャージ可能)があります。改札内にはICチャージ機がありますが、自動精算機は存在しなかったと記憶しています。磁気券での乗り越しの場合は精算窓口へ申し出て下さい。
トイレは改札を入って左側にありますが、多機能トイレはありません。西口および東口の1階にトイレと車いす対応トイレがあります。
そして1階にある各ホームとの間は階段とエレベーターで結ばれています。
ちなみに、豊川駅構内に売店・コンビニはありません。以前は改札口の右手前に「キヨスク」がありましたが閉店になり、店舗跡は自動販売機コーナーになりました。
西口駅前にコンビニ「ミニストップ」があります。
 
 

2番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式ですが、光源が蛍光灯なのかLEDなのかは不明です。
JR東海・在来線の標準デザインで、国鉄タイプと同じく所在地も併記されています。
アルファベット部分にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジが塗られています。
駅ナンバリングも併記されています (CD 05)。
尚、飯田線の駅番号は豊橋駅~豊川駅のみ導入となっています。
 
 

 

豊川駅は単式ホーム・島式ホームとも各1面、計2面3線の地平構造で、南西~北東方向にホームが延びています。
右側(西)の単式ホームが1番線で下り辰野方面、左側(東)の島式ホームが左から2番線(上り豊橋方面)、3番線(双方向の発着に対応。主に豊橋方面からの当駅折り返し列車が使用)の順です。3番線の東側に側線が2本あります。また、1番線豊橋方(手前側)の左手には名鉄豊川線の豊川稲荷駅ホームが並行しています。
ホーム有効長は6両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は各番線とも一定の広さを有していますが、階段・EV部分は狭くなっており、また1番線の辰野方(左奥)は特に狭くなっています。
上屋は豊橋寄り(手前側)の約3.5両分に設置されています。ホーム豊橋寄りの一部は橋上駅舎に覆われています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。
上写真は1番線豊橋方のホーム端より、下写真は2番線中ほどより、いずれも辰野方を望む。 
 
 

こちらは3番線より豊橋方を望む。
右から1番線~3番線の順で、3番線の左には側線が2本あります。
こちらは改札口から遠い事もあり、短編成の列車は豊橋方(奥)の上屋下に停車します。
 
 

1番線より豊橋方を望む。
右手には名鉄の豊川稲荷駅ホームが見えます。
また、豊川~豊橋は複線区間です(平井信号場~豊橋は名鉄名古屋本線との共用区間)。
この先、左へカーブして、住宅街の中を名鉄豊川線と一緒に南へ並走します。そして名鉄線が右へ分かれるとこちらも緩やかに右へカーブして、住宅街の中を左へ右へカーブしながら南西へ走ると牛久保駅へと至ります。
 
 

2番線より辰野方を望む。これより先、終点の辰野駅まで単線区間が続きます。
この先、2番線から延びる飯田線(右)と、1番線から延びる日本車輌製造豊川製作所の専用線(左。電化路線)が単線並列の形で北東へ走ります。やがて左へカーブすると専用線が左へ急カーブして分かれ、その後は住宅地の中を北北東へ走ります。そして東名高速道路をアンダーパスすると右手に畑が現れ、ややローカルな雰囲気になってくると三河一宮駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が豊川駅で下車(乗車)したのは少なくとも2009年、2013年、2018年、2021年の4度はあります。2009年、2013年、2018年は名鉄豊川線の乗り鉄時に乗換で利用しました。そして2021年は飯田線を乗り鉄した際に途中下車しました。綺麗な橋上駅舎を有しており、コンコースも広々としていました。駅前は市街地で、南西側には名鉄の豊川稲荷駅が隣接していますが、普段はやや閑散としていました。豊川稲荷の初詣時などは多くの参拝客で賑わうと思われますが…。
 
東京からですと東海道新幹線で豊橋駅まで行き、飯田線の普通列車・快速列車(行先不問)に乗り換えて当駅下車です。特急『伊那路』も豊川駅に停車しますが、別途特急料金が必要ですので注意が必要です(乗継割引が適用されれば特急料金が割安になりますが)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で豊橋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます(名古屋駅から在来線利用でもOKです)。あるいは新幹線を名古屋駅で下車して名鉄名古屋駅または金山駅から名鉄名古屋本線の特急・豊橋行きで国府駅まで行き(快速特急は国府駅に止まりません)、豊川線電車に乗り換えて豊川稲荷駅下車すぐです。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、西口駅前にコンビニがあります。また、気軽に入れる飲食店は少ないですが、西口駅前に立食いそばの「壺屋」があります。最寄りの飲食チェーン店は約650m南西の「すき家」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度がやや高いですが、
飯田線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は豊川駅でも途中下車されてみて下さい!
そして、豊川稲荷へご参拝の際はぜひ飯田線をご利用になり、豊川駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)