TwilightExpress 瑞風 / 新見駅(岡山D.C.) | 安芸もみじ / Historys, Trains, Townbikes - Hiroshima JAPAN

TwilightExpress 瑞風 / 新見駅(岡山D.C.)


今月1日から始まった岡山デスティネーションキャンペーン = 岡山DC。

9月30日まで3ヶ月間に渡って岡山県の観光の魅力発信が繰り広げられますが、まずはその口火となったのがトワイライトエクスプレス瑞風でした。

昨7月2日、特別運行の新見行きトワイライトエクスプレス″瑞風デイトリップ″号を、新見駅で撮りました。


デスティネーションキャンペーンとは、自治体・観光関係者とJR6社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)などが共同し一体となって作り上げる大型観光キャンペーンです。

期間中、様々なメニューをご用意して全国からお越しのお客さんをお迎えします。
風も波もおだやかな瀬戸内海に浮かぶ島々、きらきら光る森や渓流、豊かな田園風景、満天の星…。

開放感あふれる「おかやまの旅」でこころの羽をふわっと広げ歴史や町並み、優れた芸術や工芸品に親しみ、旬のフルーツや海の幸、山の幸など、季節のおいしいものをた〜っぷり、どうぞ(~公式 HPから引用~)。




いま、おかやまを旅する皆様に“ありがとう♡”の気持ちを込めて、やさしい笑顔あふれる感動体験を。

“こころ晴ればれ おかやまの旅”
おもてなしのおかやまへ、ようこそ!

岡山のシンボルでもある「桃」と「葉」の部分を縁起の良い『水引』に見立て、人とのつながり・きずな、そして循環(∞無限マーク)を表現しています。




「多くの方におかやまの旅を楽しんでいただくことで、観光地がにぎわい、地域が活性化し、そして人々の豊かな生活につながる。」
そんな良い循環が生まれますようにとの願いを込めています。

雨上がりの晴れた空にかかる虹をイメージしたカラーリングで、”こころ晴ればれ”となるおかやまの旅を晴れやかに彩ります(~公式HPから引用~)。

と、引用文で説明をしましたが、岡山県や各自治体の想いが1番伝わるであろう説明でもあります。




新幹線と特急やくも17号を乗り継いで、新見駅へ到着したのは16時9分。

高校生の時に同級生と乗り鉄の旅をして以来なので、何と約40年ぶりの新見駅だったりします。

当時は岡山駅から特急やくもで新見駅に到着したら、姫新線に乗り換えて津山へ移動しましたが、今回はここで豪華寝台列車の到着を待ちます。




トワイライトエクスプレス瑞風の新見到着は16時18分の予定で、特急やくもへ乗車中に石蟹駅へ停車中の瑞風を追い越しました。

石蟹へは15時47分~16時12分の長時間停車をしていて、ホームには大勢の撮影者の姿も見えました。

もちろん、高梁川各橋梁周辺や良い写真が撮れそうなポイントにも、数多くの撮り鉄さんの姿がありました。




前述の通り16時9分に新見駅へ到着し、トワイライトエクスプレス瑞風は16時18分の入線なので、9分間を利用して到着前のホームの雰囲気を撮ってみます。

ホームにはJR西日本の職員さんや新見市の関係者さんが大勢、トワイライトエクスプレス瑞風の到着を待っています。

新見観光のためだけに運転されている特別な瑞風なので、ホームでは歓迎式典が行われる予定です。




列車が到着し、ここで1番気になっていたのが行き先板の仕様で、とりあえずどんなサボが差し込まれているのかを確認すると。

何と素晴らしいことに、ちゃんと今回1回だけのために″京都↔新見″の表記が造られていました。

普通の団体列車ならそこは貸切表記や団体表記になるところでしょうが、やっぱりトワイライトエクスプレス瑞風は凄かったと心に染み入る装飾です。



先端オープンデッキの場所は子どもたちにも大人気で、お父さんお母さんたちは入れ替わり立ち替わりで忙しそうでした。

ここは鉄道ファンよりも地元の家族さんたちのエリアと言った感じで、申し訳なく思いつつも1枚だけキイテ87-2を撮らせて頂きました。

京都側の先頭車 キイテ87-1はホームに入りきっていないので、特にこちら側は人だかりとなっていたのでしょう。




そしてせっかくなので、やはり新見の駅名標を入れてトワイライトエクスプレス瑞風も撮っておきたいところ。

新見駅での停車は16時半迄の12分間でしたが、思ったよりも時間は長く感じて、きっと効率的に動けて充実感を得られたのかも知れません。

それに、やっぱりこの山間都市の長閑な雰囲気が、まったりとした時間を過ごさせてくれたのは間違いありません。




トワイライトエクスプレス瑞風が岡山へ向けて折り返しで発車すると、乗車されて来たお客さんたちは駅の外へと誘導されて行きました。

新見市のゆるキャラマスコットも、ご退場です。

駅の外では近所の幼稚園からも瑞風の見送りに来ていて、ホームにいる子どもたちと知り合いの子もいるのでしょう、声をかけ合っている姿も心が癒やされるシーンでした。




ところでこの紫色のゆるキャラは、もともとはピオーネだったのですが、そのうちの一粒が落ちて、妖精にーみんになったらしいです。

体はピオーネで頭の葉っぱはピオーネの葉っぱですが、背中にはアテツマンサクが咲き乱れ、お腹には桃の形をしたふわふわな毛がある、ピオーネから生まれた千屋牛の子ども。

誰でも親しみやすく、新見市民に愛されてほしいという願いを込めて「にーみん」と名付けられています。




各関係者や地元の家族連れ、そして鉄道ファンに見送られてトワイライトエクスプレス瑞風は発車して行きましたが、これからは駅前で瑞風バスのお見送りです。

瑞風バスへ乗り換えた乗客たちはこの先、真庭市勝山の町並み保存地区、ベンガラの町として栄えた高梁市吹屋の町並みを巡ります。

宿泊は津山城を一望する津山市の「ザ・シロヤマテラス津山別邸」で、地元ガイドの案内によりこの春7年ぶりによみがえる「旧吹屋小学校」にて、特別企画として国指定重要無形民俗文化財の「備中神楽」を貸し切りで鑑賞するなどを堪能した後、新幹線で大阪・京都への帰路へ着きます。

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