系列会社では同一車種ながら会社ごとに形式が異なる名称もありますね。京成の3700形と北総の7300形もその一例かもしれません。もっとも見てのとおり「3」と「7」がひっくり返った形式は解りやすいのかも・・。(笑)

 

 この3700形は京成初のVVVFインバータ制御車として1991年にデビュー。因みにトップ編成は3701編成と思いきや・・0と9番は欠番で京急と同じく3701ー3708の8両編成は浦賀方面の先頭車は3708の番号を編成番号とする・・・少々ややっこしい呼称です。その上、中には6両編成仕様も存在します。

 

 オマケに増備が続いた結果3700番台がいっぱいになり、途中からなんと3800番台を名乗る・・またまた異端児的な番号割りに陥った次第。因みにその後の3000形は編成全部で3001や3002編成に対応しますが、案外これが教訓になったのかもしれません。

 

 VVVFインバータ制御を取り入れ車体もステンレス仕様と思いきや先頭部分は普通鋼のシルバー塗装も異例でしょうか?今ではほぼ先頭部分はFRP仕様ですね。一見、妻板風でも中央に折れ目を入れたデザインゆえなのかも・・。意外と試作的な意味合いもあった3700形は今日も北総7300形共々京成電鉄を支えています。そんな両車から。

 

 少々複雑な背景?をもつ京成3700形。

姉妹車の北総7300形は7311ー7318の7318編成から代表エントリー。