2016(平成28)年1月30日をもって廃止された上町線の住吉公園停留場。
私達が知っているのは、4両停車が可能な2線2面の停留場でしたよね。
昔から、この配置だと思ってましたが、開業当初は異なっていたようなんです。
1924(大正13)年に刊行された「南海鉄道発達史」に綴じ込まれている
「上町連絡線平野線使用軌条一覧」と言う付図では「Y字」配置になっています。
この図からでは1面1線だったのか、2面1線だったのかは分かりませんが
これが1913(大正2)年に、住吉神社前(現 住吉)~住吉公園間が延長された当時の
線路配置で、現在も残る旧南海本線住吉公園駅東駅舎が建てられた昭和初期に
1面2線配置へと改造されたのだと思われます。
そして、戦後に降車専用ホームが増設されて
おなじみの住吉公園停留場の姿になったのでしょうね。