大阪と伊勢志摩を主要駅停車で結ぶ近鉄の阪伊乙特急は4両編成による列車も多く、22000系(ACE)と22600系(Ace)による2+2の重連も度々見られますがこれ等2系列の2両固定車は単独での使用が考慮されていないためバリアフリー対応設備が用意されておらず、4両固定車に比べグレードが若干低く感じられます。座席にはコンセントが設置され、LEDの車内表示器もあるので設備的には問題無いのですがバリアフリー対応設備の有無が私の中で格差を付ける結果になっています。

(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 2+2の重連で宇治山田行きの阪伊乙特急に充当される22000系と22600系です。片道130kmを越える列車に2+2が充当されると「えーっ、何でこの組み合わせを!」って思うこともありますが賢島まで行く列車にも充当されることがあるので「乙特急だから仕方ないか」って思うようにして極力気にしないように努力しています。

(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 撮影した重連の阪伊乙は大阪上本町7:45発の宇治山田行き705レで、大阪方からAT52+AS26の組み合わせでしたがATとASはどちらも良し悪しがあるので当たり外れを付けるのが難しく、シートピッチならAT、コンセントと車内表示器ならASって言ったところです。勿論AT同士やAS同士の重連もありますがこれなら4両全車が同等の設備になるので当たり外れが無く、利用客の目で見るなら有り難いです。