長崎新聞およびテレビ長崎(KTN)が6月29日に掲載した記事によりますと、
6月27日のプログラム改修後、JR九州・大村線の諏訪駅、大村駅、岩松駅の3駅から乗車した際に誤って運賃を多く収受する過収受が発生していたことが28日にわかりました。
もくじ
原因
原因は9月の新大村駅開業に伴う改札機の設定変更ミスで、KTNの記事によりますと、大村駅が諏訪駅となるなど、駅データが1駅分ずれていたもよう。
大村→諫早をICカード定期券で乗車した乗客から、出場できないと駅係員に申し出があり調べたところ、設定変更ミスが発覚。
過収受の対象は3駅で下り列車(諫早・長崎方面)を利用した80人、過収受額は13,600円。
申し出により差額を返金するため、心当たりのある方は駅係員に連絡するようJR九州が呼びかけています。
なお、上り列車(竹松方面)や諏訪、大村、岩松の3駅で下車した乗客には影響はないとのことでした。
考察
2つのニュース記事を参考に、発生していた可能性のある事象について考察します。
例えば、大村線・岩松駅から入場し、長崎駅まで乗車した場合、本来は660円なのですが、設定ミスにより駅データが1つずれていたため、大村駅から入場したこととなり、ICカードからは760円が引き去られ、100円過収受となっています。
改修後は諏訪、大村、岩松の駅コードが1つ後ろにずらされ、空いた002(画像参照)のコードが新大村駅に割り当てられたものと思われます。
また、改札機停止まで、券売機・チャージ機などで確認できるICカードの履歴表示・印字が
諏訪駅利用→新大村
大村駅利用→諏訪
岩松駅利用→大村
となった可能性があります。