大井川鐵道のEL急行はひんやり涼しかった | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

今年は6月に梅雨明けしてしまい異常に暑く、渇水や電力不足が心配だ。


ここまでの猛暑になるとはまだ思わなかった今月上旬に大井川鐵道を久々に訪問した。目当てはELで代走中の急行かわね路号だ。



SLでなくELが牽引の客車急行は国鉄後期の列車を彷彿とさせる。旧型客車なので冷房はないが窓を開けっ放しにできる。



SLは煤煙が車内に入り込むから窓をフルオープンにできないがELなら大丈夫。なぜ国鉄が無煙化を急いだかがわかる気がした。



しかも、トンネルの中は暖かい季節でもひんやりするからそこを通ると涼しく気持ちいい。今どきのディーゼルエンジンで発電する客車やトロッコ列車と違い旧客は発電エンジンもないから余計なノイズもなく、トンネルを通ると真っ暗な中を静かに涼しく通り、不思議な感覚を味わえる。



EL急行はSLよりも人気が薄いが予約が取りやすく車内は空いているのが静かで快適だ。国鉄のローカル列車の旅の雰囲気が現代に残されていて、汽車旅好きにおすすめできる。