定刻の6時07分にこだま763号静岡駅を発車。7号車には私の他には件の家族連れしかいないようです。幸いその家族連れも、騒ぐことなくゲームをしたり眠ったりしています。ま、ひと安心ですね。

 

次の掛川駅からも乗車はナシ。静かな空いている車内で、車窓を眺めたりスマホをいじったり・・・ 自由気ままに至福の時を過ごします。ですが6時31分到着の浜松駅からは状況が一変。スーツ姿に身を固めたビジネス客が次々に乗り込んできました。通勤なのか出張なのか、それは定かではありませんが、窓側席の半分ほどが埋まったでしょうか。車内もやっと営業列車らしい雰囲気になってきました。続く豊橋駅からも多くの乗車があり、各列最低でも1人は乗客がいる状態に。

 

そんな彼らのほとんどは、7時10分到着の名古屋駅で下車していきました。私も後続ののぞみ79号に乗り継ぐべく下車します。ここまで所要63分。早朝ということでのぞみひかりの退避がなく、各駅停車のこだまでもこんなに短時間で名古屋駅まで来ることができました。ホントありがたいこと、そして素晴らしいことだなと思います。

 

 

ホームから太閤通口を臨みます。

 

 

この工事はおそらくリニア関連のものでしょう。リニア問題、本当にどうなってしまうのか。静岡県民としては、とても気になるところです。この問題、語り出せばキリがないのでここでは完全にスルーしますが、私は推進派であることだけは伝えておきましょう。

 

のぞみ79号名古屋駅発車は7時28分。この18分という待ち時間、なんとも中途半端で何をするにも微妙な長さですが、その間にトイレだけは済ませ、定刻にやってきたのぞみ79号に乗り込みます。

 

先ほどのこだま763号同様、車内はビジネス客がメイン。やはり週明け月曜日、そして品川発の1番列車ということで、ビジネス需要は旺盛のようです。私服姿で、これから長崎へと旅行に行く私など場違いな感じもしないこともないですが、そんな忙しそうな彼らを横目にのんびり過ごすのは、平日休みの特権といえます。個人的には、私は土日休みがどうも性に合わないので、1ヶ月ほど前からスタートした今の生活リズムは、精神衛生上いいのかもしれません。

 

ただ混んでいるとはいっても隣席に相客が来るほどではなく、さらに新大阪駅で多くの下車もあり、次第に車内は空いていきました。やはり公共交通機関は、空いている方が何かと望ましいもの。山陽新幹線区間は東海道新幹線と比べトンネルが非常に多く、あまり車窓を楽しむといった感じではないですが、それでも『非日常』を味わうこの時間は、最高のひと時です。

 

四国への玄関となる岡山駅には9時02分の到着。ここで半分くらいが下車し、一気に車内がガラガラになりました。四国高松へは、先月クルマで来たばかり。いつになるかはわかりませんが、次はおそらくこのルートで向かうことになるでしょう。

 

だいぶ身軽になったのぞみ79号はさらに西進。終点博多駅を目指します。途中広島駅あたりからは予報通り小雨がパラつき始め、空もどんよりとした雨雲が覆ってきました。長崎はどうなんだろう・・・ 晴れとは言わないまでも、雨が降らないことを祈るのみです。

 

そんなハッキリとしない天候のまま、終点の博多駅には10時46分の到着。静岡を出発し4時間40分余りで、ついにここまでやってきました。続いては博多発10時55分の長崎行き特急かもめ17号に乗り、長崎方面へと向かいます。