令和の獅子ヶ谷鉄道HO線 | かさぶたろぐ

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久しぶりにHOゲージの線路と休車中のEB10を出して広げました。

 

金属道床600Rの16本組です。

 

2年ほど前に落札した電気機関車、EB10は、前照灯は点灯したが、走行が不安定で、そのままお蔵入りだった。

今回TERの金属道床の周回線路で走らせると、とても調子が良くて、前進・後進とも問題なく走るようになりました。

好調の原因は、線路のヤスリがけ、機関車への注油などありますが、一番の理由は、パワーパック(電源)との相性だと思います。9Vの電池を接続したこの組み合わせの電圧がEB10には、とても心地よいのです。

 

EB10のモーター音や加速減速があまりに気持ち良いので、9Vの電池の予備を買いに行ったところ、580円と高価。早速、近所のポポンデッタに行って昭和時代のHOパワーパックを探すと、ちょうどよいトランス(黒色)を、880円で入手できました。

翌日の配線が下図。

 

側線を追加、間欠変圧のトランスを接続。

 

平成の時代にはSLと相性が良いサイリスタ式(脈流電圧)のパワーパックを使用していたが、可変抵抗器でなめらかに電圧を上下できる電源とEB10の組み合わせがあまりに気持ち良かったので、当鉄道のほぼすべての金属道床線路と車両を引っ張り出しました。ただカワイ製のCタンクのモーターのうなり音(ウ~ン♪)やなめらかな走りっぷりは電車的になるので、サイリスタ式のパワーパック KTM KP-41の方が相性が良いです(ガシュガシュ♪と走る)。ツボミ堂製Bタンクは適度にギクシャクするので、どちらの電源でも可。

 

 

 

 

当鉄道の車両:

EB10: 昭和時代の貨物列車用EH10を子供用に短縮した模型です。塗色やデザインがとても良い。ヘッドライトは進行方向に点灯、低速でも高速でも力強く走行。弱点は、2軸なので走行が不調になりやすい。チョコ停がちになると、集電ブラシにたまったホコリを爪楊枝で除去すれば回復することが多い。それでもダメなときは、床下のネジ2個を外して分解しホコリや油分を掃除。

 

この機関車の走りっぷり、モーター音、重量を体感したあとは、Nゲージは単なるプラスチックのおもちゃとなり、物足りなくて遊べなくなります。

問題は、HOゲージは牽かせる車両が高価で購入は無理、線路敷設スペースの確保も難しく、20m級の編成は夢のまた夢。TERの金属製直線1本が20m級1両の長さで、エンドレス(周回線路)内に分岐した側線に停車できるのは、2~3両の編成です。

 

レ1200: 「レ」は冷蔵車で、鮮魚運搬用。白黒の二色塗装が良い。屋根上に氷を入れる箱が並んでいる。両側妻面には氷を上げるための梯子つき(昔の人は根性有った)。黒いEB10によく似合う。下関から汐留まで、海産物の運搬です。

ウ300: 「ウ」は家畜車で、主にブタ運搬用。通気をよくするために、側面は隙間の多い板張り。家畜を上下2段に積むための2階床が模型でも再現され、ドアの開閉も可能。ブタの世話をする人が乗る部屋があり、その上に通気口がある。とても良く模型化された製品。黒色なので、どの機関車にも合うし、車掌車の代わりにもなる。


 

翌週、線路配置を変えてみた。

ただしこの配線は、寝る前に片づけなければならない。

 

 

パワーパックについて:

上図左の灰色のKTMパワーパックは、平成の時代にNゲージの鉄道コレクションの車両を、1.5V×3本の電池を電源として接続するため、トランス(変圧器)とセレン整流器を取り外して、可変抵抗器レオスタットだけ残したパワーパックでした。HO用には9Vの電池が合いました。しかし電池の消耗により費用がかるので、可変電圧入手のために購入したのが、昭和時代の右の黒色のトランスSP-1です。最大電圧から1段絞った位置で使用すると、EB10には心地良い走行が得られました。

 

もともと灰色のパワーパックで十分楽しめたはずですが、Nゲージ用の低圧化改造の際に撤去したトランスとセレン整流器は廃棄済みでしたので、もう1台のパワーパックをつなぐ必要が生じました。

 

EB10に金属製貨車を牽かせて周回させると、機関車のモーターの音と貨車のジョイント音がとても心地良く、もうNゲージには戻れません。