(行き交う路面電車)
当ブログでは「【旅行記】2022/5 あいの風413系」の連載を続けてきましたが,いよいよ最終章となりました.当然ですが富山にいるということは富山地方鉄道の路面電車にもカメラを向けているということであり,ここで,少し紹介しようと思います.なお,「5/5 第2章」ではありますが5/3・5/4に撮影した画像も紹介しますが,乗車はしておりません.今回の目的地に富山市内線・富山港線で行くべき場所はありませんでした.
旅行記の目次やこれまでの旅路は以下をご覧ください.
時刻を調べたところ,上越妙高12:34発「はくたか559号」に乗車すると,ギリギリ13:26発の「ありがとう413系新北陸色 ラストランツアー」の列車を見送れることが分かりましたので,その通りに実行したということです.
新幹線の車内では「鱈飯」を食べたほか,山陽新幹線ではほぼ姿を消した車内販売がありましたので利用しました.とはいえ食事やお土産品の確保という観点では駅売店にすでにその役割を譲っており,車内警備・緊急時の案内要員を兼ねているという印象が強いです.
魚津市の車窓です.よく見ると能登半島がやや浮き上がっているように見えますが,この日,魚津市では富山市・新湊大橋を見ると「ランクBの蜃気楼」が発生していたとのことです.ランクBの蜃気楼は滅多に発生せず,2022年シーズンはこれが2回目,2021年シーズンは認定されませんでした.なお,新幹線の車窓からは蜃気楼は見られないと思われます.
富山に到着です.よく見ると「とやま絵巻」が写っています.
それでは「ありがとう413系新北陸色ラストランツアー」を見送ります.
ここで着ていたTシャツはあの「交直切替」ですので,富山駅長をはじめとするスタッフの方にも注目されることとなりました.
時間がありますので,路面電車を見ることにします.
こちらが富山地鉄の観光兼用の「レトロ電車」です.こちらも水戸岡鋭治氏のデザインとなっています.
しかし,こちらの方がレトロな印象を受けるのではないかと思われる方も多いと思います.
富山駅では2020/3に南北接続線が開通し,人の流れが一気に変わりました.富山駅前では多くの電車がベツォールトのメヌエット(バッハではありません)を流しながら通過していきます.富山市の路面電車は夜遅くまで運行,しかもメヌエットは夜遅くでも流すのでよく目立ちます.
南北接続に伴い,「ポートラム」が富山市中心部の環状線へ,「セントラム」が富山港線へ向かうシーンも見られます.
そして,最新型の「T100型サントラム」も数を増やしています.2020年に話題になったのはこの富山の方でした.広電には2025年の「広島駅前大橋線開業」という大事業があります.
富山地方鉄道富山市内線は全国で唯一,南富山・魚津を通じてJRと線路がつながっている路面電車路線です.富山市そのものの公共交通への理解も含めて,ますます注目度が高まるのではないかと思います.
413系新北陸色はそろそろ魚津から猛スピードで富山に戻ってくる頃です.それでは改めて,413系新北陸色に対して最後のお別れをすることとしましょう.
続く