日立駅のひとつ先、小木津(おぎつ)駅通過中のシーンから動画再開です。
 茨城県に入るまでは通勤通学時間帯のピークということもあってダイヤが過密だったのかスローペースだった特急「ひたち3号」仙台行…水を得た魚のように快調に飛ばします。
 田園風景の中を気持ち良さそうに走る姿を外から撮影したら気持ちいいことでしょう。

 十王駅を通過します。
 かつて川尻駅といったこの駅は平成16年(2004年)に日立市への合併前の町名である十王駅に改称されました。


 高萩駅を通過します。
 高萩駅は茨城県高萩市の駅…国鉄時代には急行停車駅でした。
 国鉄時代末期に国鉄の増収策の一環として全国的に行われた急行列車の特急格上げにより一部の特急列車が停車するようになり、現在は特急「ときわ」の一部列車の始発駅(終着駅)となっています。

 南中郷駅を通過します。
 南中郷駅からは北茨城市の駅となります。

 車内チャイムが鳴って磯原駅到着が近いことを知らせるアナウンスが流れます。
 磯原駅に到着します。
 磯原駅は北茨城市の代表駅。
 次の大津港駅ともども海が目の前にありそうな駅名なのですが、海岸線からは少し離れています。

 遠くの水平線はわずかに眺められるのですが、高く築かれた防潮堤が続き海岸線や浜辺を眺めることはできません。
 東日本大震災での津波による激甚災害を受けた東北地方から関東地方の外海地帯ですから仕方ありません。


 茨城県内最後の駅である大津港駅を通過します。
 列車は福島県いわき市へと入っていきます。
 今回の旅は1日3往復のみの仙台直通「ひたち」乗車記で、国鉄時代の「ひたち」の名残を求めるものです。茨城県から福島県へと場面は移り、この特急列車の列車名の由来である「常陸国」から福島県浜通り地方の旧国名「磐城国」へと舞台を移していきます。