現在試運転が行われ、量産車の製造が発表されたE493系ですが、製造目的は電気機関車が担っている車両回送の代替です。

しかし冷静に考えてみると、極めて多岐に亘ることに気付きます。

 

▲ 東海道本線鶴見―横浜間にて

 2021年12月29日撮影

 

ここでその内訳を、一旦、整理してみたいと思います。定期的に行われているものに限定しています。

 

・越後石山→首都圏各区所(新造回送)

・首都圏各区所↔︎郡山(直流電車入出場)

・首都圏各区所↔︎土崎(直流電車入出場)

・首都圏各区所↔︎青森(直流電車改造など)

・高崎↔︎郡山(キハ110系入出場)

・山形↔︎郡山(キハ101形入出場)

・小牛田↔︎郡山(205系入出場)

 

ざっと挙げただけで、結構出てきました。

長野総合車両センターの入出場回送が、低屋根対応電車では自力回送になっていますが、209系・E217系以前の電車は今後もけん引が必要になります。