スマホを充電していたので動画撮影は中断していましたが、大きな駅に到着するときは記録しておこうと思ったので水戸駅到着が近づいたところで撮影再開です。

  赤塚駅を通過して車窓を眺めつつ、そろそろ偕楽園にさしかかる頃だなと、動画の画面をタップしたのですが、一瞬遅くて車内チャイムのアタマの部分が切れてしまいました。
 そして、通路を挟んだ斜め前方の16番C席でビジネスマンらしき乗客が操作していた端末からいきなり大きな音声で
「少々お待ちください。いまは現在地を…」
「それはできません」
とか喋り出すし…ガーン
 車両の後ろの方からはずっと外国人男性の話し声が聞こえ続けていて賑やかな車内でした。

 日本三名園のひとつである偕楽園は進行方向左側にあり、常磐線の線路は偕楽園がある台地の縁を回り込むように通っています。臨時駅の偕楽園駅は下り線側のみにホームが設置されており、梅まつり期間中の土曜休日の開園時間内にここを通る下り列車は特急「ひたち」「ときわ」を含めてすべての列車が臨時停車します。
 なお、上り線にはホームが無いので当然すべての列車は通過します。東京ほうめんへ戻る乗客は一旦下り列車で水戸駅まで行って上り列車で引き返すシステムになっています。

 こちらは今年の梅まつり期間中にお邪魔したときの画像です。偕楽園での定番の構図ですね。
 こちらは昨年の春…園内で咲き誇る梅の花を楽しんでいたら線路沿いに出たときにジョイント音が聞こえてきたので慌ててスマホを構えて撮影したものです。国鉄車両が好きな私ですが、関東近郊ではもう見られないわけだし、車体の帯に紅梅をイメージしたE657系も風景に溶け込んでいいものだと思ったことを記憶しています。
 偕楽園とは常磐線を挟んで位置する…つまり車窓を撮影している側には千波湖があり、偕楽園の借景にもなっています。
 偕楽園は水戸藩9代藩主・徳川斉昭が構想し、上杉謙信(永尾景虎)を輩出した長尾家の末裔である長尾景徳が造園したと伝わります。
 水戸駅に到着です。動画で見えるEF81形電気機関車は「お召し列車」指定牽引機です。現在ではお召し列車用の車両はE655系電車ですから御召し機としての出番はほとんど無いのでしょうが…。


 いつもここを通ると常駐していた北斗星牽引機塗装の流れ星マークが描かれた80号機はどこへ行ったのでしょうか?
 JREカードショップ(?)と思いきや、よく見ると待合室ですね。
 水戸駅では半数ほどは下車したでしょうか?車内はかなり空席が目立つようになりました。
 水郡線の列車が遅れて水戸駅に到着したようで、乗り継ぎの乗客を待つため遅れて発車するとのアナウンスが流れましたが、それほど長く停車することなく発車のアナウンスがながれました。聞こえる警笛は車庫へ移動する水郡線のE130系気動車から発せられた音です。
 水戸駅を出発です。
 ところで…いつも不思議に思うのですが、「ひたち」に乗車していると2種類の車内チャイムが流れます。しかし、その使い分けなどに明確な法則は無いみたいです。
 次は勝田駅に続けて停車します。
 国鉄時代の勝田駅は急行停車駅でしたが特急列車は通過していました。
 しかし、国鉄が急行列車を格上げして特急列車化したことにより勝田駅にも「ひたち」の一部が停車するようになり、東北新幹線開業後には「ひたち」に使用する485系の担当基地が当時の仙台電車区から勝田電車区に移管されたこともあってか停車する本数が増えていきました。現在ではすべての列車が停車します。
 今回のシリーズの中で初めて特急列車らしい速度で走っている動画になりました。分岐する高架は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線です。
 那珂川を渡って勝田駅が近づいてきました。
 常磐線は「なかがわ」という名の河川をふたつ越えます。ひとつは東京都の亀有~金町間の中川、もうひとつはこの那珂川です。
 勝田駅に到着します。
 ひたちなか海浜鉄道湊線の起点駅です。
 また、ひたちなか市の玄関駅でもあります。
 湊線が茨城交通時代にはよく訪れました。高校生のときに初めて来て以来、湊線が好きで、夏休みなどにはよく通ったものです。
 当時の勝田駅は勝田市の駅でしたが、勝田市と那珂湊市が合併してひたちなか市となりました。
 おそらく…勝田駅は常磐線の駅のなかでは一番多く乗降したことがある駅ではないでしょうか(地元の北千住駅を除けば…)。

 


わたしは夏派or冬派

冬派❗

暑いのダメ…

 

 

 

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