模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は「鶴見線73/72形 全金車」です。

こちらは2012年8月に発売され、たしか一度再販されてました。

さすがに地元「鶴見線」でも有るため、予約して購入。これも発売後早いうちに店頭から消えた記憶があります。

 

20m車の3両編成になった、始めの形式ですね。

子供の頃は青梅線に住んでいて、そちらでも茶色い電車の記憶がありましたが、物心ついた小学校3年生の時には、「首都圏は鶴見線のみ」だったのを、当時の文庫本で確認していました。

この製品は「ボディー内の前照灯」「2段窓」など、今で言う後期形になると思います。

 

この頃は、ここしかうんk・・・じゃない、チョコレート色の電車は見なくなってました。

 

ここでハプニングが発生!

なんと走行させると「ビーーーーー」と言う音が、この車両は3年に一回検査(2012/2015/2019)して、前回は問題なかったんですけどね。

 

しかたないので動力をバラしました。

M9モーターを確認。数えたらこの時点で83個目ですね(紹介した分のみ)。

 

今回の異音なんですが、聞き覚えがあります。209系500番台(M車がモハ208)で起きる持病なんですよ。

これを検索すると、「シャフト交換で直る」と出るんですが、実際は「回転で接触する部分の油ぎれ」が原因です。

上の写真で説明すると、台車部分左右の白い部分と、フライホイール右隣のグリスが見える所ですね。

 

シャフト先端部分をバラしましたが、ウォームギア部分黒くなってますね。

検査時しか走らせていないので、走行時間は短いはずなのに、変ですね。

 

無水エタノールと歯ブラシで清掃しましたが、思ったほど取れません。

走行時に熱が加わり、グリスが焼けた状態に近い物だと思います。

こういうときは「タミヤ・セラグリスHG」を塗るのがベストなんですが、見あたらない・・・。しかたないので、「KATO・ユニクリーンオイル」を注油しておきます。

通常はこっちですが、動力の分解する内部の場合は、乾かない「セラグリス」がベストです。

 

この状態で走行テスト、異音は無くなってますね。

 

フル武装でも問題なしです。

 

いや~一時はどうなるか、ホント焦りましたが、なんとか治りました。

座席の塗装も考えたんですが、先頭車が動力で後ろ2両だけ座席塗装してあるのも、浮いてしまうと思い、今回は辞めました。

 

【222】国鉄 72/73形 全金車「鶴見線」

メーカー:TOMIX<92448>

発売:2012年8月

導入時期:2012年9月2日(新品)

形式:72・73系 全金車(国鉄)

両数:3両

改造:・・・めずらしく無し

 

●導入経緯

地元鶴見線と、子供の頃読んだ「コロタン文庫」と「ケイブンシャ大百科」の写真を今でも覚えているため、是非とも手に入れたかった。

 

まぁこれは、しかたないですよね。

 

前パンタもかっこいいですが、3両だからならぶ2連パンタも渋すぎます。

 

3両・・・やはり短いですね。

先週だったかな?中原車両センター(現在は中原派出)で、鶴見線新車導入の話が出たらしく、おそらくE131系になるのかな?E233系1100番台あたりが良いんですけど。

電子レンジ(E235系)と同じで、走行音が甲高くて、持病の耳鳴りと同じ周波数なので、降りた後目まいするんですよ。緑レンジ(山手線)や青レンジ(横須賀線)はクハに逃げれば良いけど、鶴見線だと「クモハ+モハ+クハ」になりそうなんで走行音が必ず入るから、出来れば改良して欲しいんですけど・・・、そういう苦情無いのかな?

 

当時(2012年9月)の在籍数。

急行型 6両/特急形 86両

通勤形 305両(72・73系 7両)/近郊型 67両/気動車 9両

蒸気機関車 1両/電気機関車 68両/ ディーゼル機関車 8両

貨車 306両/緩急車 14両/特殊貨車両 2両/事業用車 14両

客車 268両

私鉄通勤車 6両/私鉄特急 14両/私鉄機関車2両/私鉄貨車9両

外国形 14両

合計 1199両(後日追加した車両分含む・うちM9モーター84個)

 

ちょっと渋いけど、中身は新車な72/73形。

全面サボが鶴見線らしいです。

なお、この形式は台車の変更していないので「転がり抵抗中」(車輪の軸変更で対応)なのはデフォルトです。

 

以上、「異常走行音が発生して焦った、鶴見線72/73形」でした。