九州新幹線の新水俣に到着しました。
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ホーム構造は2面3線で島式(11番、12番乗り場)と単式(13番乗り場)が1面ずつあり、通過列車の退避さらに折り返し運転ができるようになっています。
12番乗り場が博多・新大阪方面の上りホーム、13番乗り場が鹿児島中央方面の下りホームとなっていて、11番乗り場は2011年3月に九州新幹線が全線開業する前までは新水俣始発、終着の列車の設定があったものの、
全線開業後は熊本発着となり、臨時列車の通過待ちがあるときを除いて定期列車が入線することはない状態です。
博多方はトンネルの入り口が見えるようになっていて、
九州新幹線内の新八代~鹿児島中央間は全体の約70%がトンネルで占められていることがよくわかります。
鹿児島中央方は電柱で先がよくわからないですが、遠くには山々が広がっていて、少し走ればトンネル区間になっていきます。
構内線路上は透明のガラス屋根に覆われていて、天気が良ければ太陽光が差し込みます。
雨が降ってもよほどの豪雨にならない限りは濡れる心配はないでしょう。
と言いたいところですが、鹿児島中央方は屋根が途中で途切れているので注意が必要です。
改札を出て、駅舎を観察していきましょう。
2004年3月竣工ということで、2010年代以降からメジャーになった全面ガラス張りでなく、シックな黒を基調とした板を均等に敷き詰められ、なかなかカッコ良い出来栄えとなっていて、3月下旬に訪れたことから桜とのコントラストが抜群でした!
新水俣は九州新幹線と並走する肥薩おれんじ鉄道肥薩おれんじ鉄道線の駅もあります。
専用の駅舎や乗り換え改札は存在せず非常に簡素な作りですが、肥薩おれんじ鉄道は九州新幹線が部分開業された2004年に鹿児島本線の八代~川内間を移管されできた鉄道会社で、
鹿児島本線時代は新水俣駅は存在せず、初野信号場という信号場があったのみでした。
九州新幹線の新駅ができることに伴い、駅に昇格し新水俣に改称されました。
信号場だった所に1面2線のホームを作ったことからホーム幅は狭くしかも旧鹿児島本線時代から貨物列車が定期的に通過するので、
事故防止の目的で転落防止策が設けられています。
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