来るべきバラスト散布に備え、日田駅構内のバラストの様子を観察して来ました。
日田は、私にとって馴染み深い街です。
今を去ること45年前、小学生の私は、母親に連れられて、毎週土曜日、久留米から日田の耳鼻咽喉科に通っていました。
名医と評判の病院で、患者さんが非常に多く、帰りはいつも”最終気動車”でした。
当時、強烈に印象に残ったのが、日田駅構内の”踏み固められたバラスト”です。
まだ鉄道模型を始める前でしたが、なぜか鮮明に記憶に残っています。ひょっとしたら、関沢さんのCMなんかの影響で、鉄道模型に興味を持ち始めていたのかもしれませんね。
さて、今の日田駅構内はどんな様子なのでしょうか? ワクワクしながら単車に跨りました。
久留米から約1時間で日田駅に着きます。汽車に乗って行こうかとも思いましたが、やっぱり単車の方が便利です(ちなみに、ある年齢以上の久留米人は、”電車”と言えば西鉄、”汽車”と言えば国鉄です)。
外壁の色は変わりましたが、日田駅の外観は45年前と変わりません。
”HITA”を象ったオブジェがありました。”I”が無くなったのかと思いましたが、どうやら、”I”の位置に人が立つことで完成するようですね。
駅前広場の風景です。ちらほらと観光客らしき人がいました。大きなザックを背負った青年を見かけました。学生時代の私も、ザックを背負って鉄旅を楽しんだものです。
日田駅の配線図です。ホームは3番まであります。
①、②、③は、バラストの様子を撮影した場所です。この後に掲示する写真の番号に対応します。
改札を抜けたら1番ホームです。日田発久留米行きのキハ220が停車中でした。
地下道を通って、2番・3番ホームに向かいます。
2番線には、日田駅止まりのキハ200が、3番線には由布院行のキハ200が停車していました。
2番・3番ホームから久留米方面を見たところです。引き上げ線にキハ125が駐車中でした。
この写真の左手に1番ホームがあるのですが、真ん中の線路には列車がほとんど入らないのでしょうか、線路の周りに草が生えています。
写真①
3番線のバラストです。かなり踏み固められています。ブレーキのせいでしょうか、バラストが錆色を呈しています。
写真②
3番線の外側の側線です。こっちも踏み固められています。3番線に比べると錆色が目立ちませんね。
写真③
1番線と2番線の中線です。バラストが殆ど見えず、草が茂りつつあります。中線と書きましたが、かつては機回し線だったのかもしれませんね。
昔の日田駅は、もっと錆色が強く、油染みてもいたと思います。久しぶりの日田駅は、何となく小奇麗になった印象ではありますが、線路ごとにバラストの表情が異なり、今後の工作に大いに参考になりました。
日田駅の名所案内です。乗り鉄に励んでいた頃、見知らぬ駅の名所案内に言い知れぬ旅情を感じたものです。みなさんは、聞いたこともない温泉の名を見つけると、途中下車したくなりませんか? スマホやガイドブックなんか持たず、駅の名所案内だけを頼りに途中下車する、そんな旅に憧れています。
いつもの相棒”MT25ツーリングスペシャル”です。今日もお疲れ様!
田染荘に続いての観察行でした。シーナリィ工作の準備も徐々に整いつつありますが、残念なのは、駐泊所など、蒸気の現役時代の空気感がわからないことです。この点については、先輩方の著作やサイトを大いに参考にさせていただきます!
本日も、ご訪問ありがとうございました。