名鉄の思い出を語ってみます。


■パノラマカー

名鉄と言えばパノラマカー。展望室でニキシー管のスピードメーターを見ていた記憶が強いです。知立駅が特急停車駅で、改札が豊橋寄りだったためか、パノラマ特急の最前部が定位置だったようです。子供ゆえ朝ラッシュは知らず、パノラマカーの良さをフルに享受していたのでした。着席した記憶が余りないのは、今考えるとオイルショック後で混雑していたのでしょうか。母によれば、座席特急は乗らなかったそうです。


トミックス旧製品。3本も居るのでリニューアル製品には手を出していません。


パノラマホーンも魅力でしたね。



■知立駅

知立駅には色とりどりの電車が止まっていました。パノラマカー系は赤、中堅はストロークリーム&赤帯、めっちゃ古いやつは深緑でした。さすがにライトパープルやマルーン&ベージュはもう居ませんでした。住まいは知立団地でした。今はブラジル人団地として名を馳せるとか。最寄りは牛田駅でしたが、たいがい名鉄バスで知立駅に出ていました。現在はコミュニティバス以外の名鉄バスは知立団地から消滅したようで隔世の感があります。


黄色いやつ。



最後に訪問した時の知立駅。高架化工事は始まっていましたが、橋脚はまだ無かった頃。


■幼稚園

名鉄系の「しいのき幼稚園」に通っていました。今は住宅になっていますが、団地と名鉄本線の間、公園の隣にありました。姉妹園「はなのき幼稚園」は現存するようです。夏場にプールを借りに行った記憶があります。散歩の時間があったのでしょうか、勾配のある築堤の脇で電車を眺めたことが良くありました。電照式表示器付のパノラマカーが当時カッコよく、「あれは座席特急だ」「いや、急行だ」とクラスメイトと言い争いになった記憶があります。どちらも正解と知るのは随分後の話です。「美合ゆき特急はハズレ」という謎情報をクラスメイトから聞いた記憶もあります。(非パノラマカーが多いという意味だったようです。)


当時最新鋭のパノラマカー。「逆さ富士」表示器が電照式で目立ってました。台車が違う、座席の色が赤かったと気づいたのは大人になってからです。ほかのパノラマカーは座席が青緑だった時代です。